食べなくても行き続ける人々(特命リサーチ200X 2006年特番)
人間は呼吸や心拍などを維持するために一日1200キロカロリーのエネルギーを消費する。そのため食べ物を何も口にしない状態が3〜4週間つづくと死にいたるといわれている。しかし、世の中には数ヶ月〜の長期にわたって食べ物を口にしないで行き続けている人が存在する。
ヒラ・ラタン・マネク Hira Ratan Manek 69歳 インド
5年前、医師や学者などの監視のもと、411日間の不食実験に成功。その間口にしたのは水だけだった。今から2年ほど前、アメリカ・ペンシルバニアの研究チームがマネクをCTスキャンで調べたところ、脳の松果体が普通の人より二倍も大きかった。松果体は目から入った太陽の光によって刺激され、メラトニンという物質を分泌する。メラトニンは基礎代謝を下げ、少ないエネルギー量で生きられる体になる。しかし、基礎代謝が低くなってもゼロになることはありえない。
ジャック・デービス Jack Davis 71歳 アメリカ・ハワイ州
10年前から週に一度アボカドを食べるだけの生活を現在も続けている。
森美智代 43歳 日本
食事は一日一杯の青汁だけという生活を10年以上続けている。
スタニスラバ・モンストゥビリエネ 57歳 リトアニア共和国
過去6年間、家の近所から掘り出した土を一日に1キログラム食べて生活している。ほかに栄養になるようなものは口にしていないという。
※年齢はすべて2006年現在