風車の種類
サボニウス型 S.J.サボニウス(フィンランド)が考案したもの。円筒を縦半分に切ったものを向かい合わせ、ずらして取り付けたもの。風の抗力を利用し、少ない風でも回転する。風力の15〜20%をエネルギーに変換する。 | |
パドル型 回転軸を中心とした同心円上にお椀のような形の羽を垂直に3〜4枚とりつけたもの。風の抗力を利用し風力の10%程度をエネルギーに変換する。ロビンソン風速計に利用されている。 | |
クロスフロー型 円弧状の細長い板を円筒にそって多数取り付けたもの。エアコンのファンの形に似ている。風の抗力を利用し、少ない風でも良く回り、音が静か。風力の15%くらいをエネルギーに変えることができる。 | |
ジャイロミル型 回転軸を中心とする同心円上に、飛行機の翼と同じ断面を持つブレードを2〜4枚垂直に取り付けたもの。風の揚力を利用して風力の40%くらいをエネルギーに変換する。 | |
S字ローター型 板をS字に曲げて回転軸に取り付けたもの。10世紀のペルシアで使われていた。風の抗力を利用するタイプで、風力の10%をエネルギーに変えることができる。 | |
セイルウィング型 地中海のクレタ島、ミコノス島、ギリシアの沿岸部で製粉や水くみに使われたもの。ヨットの三角帆のような羽を6〜12枚使って風の揚力を利用する。軽い風でも回転し、音が静か。風のエネルギーの20%をエネルギーに変換する。 |
以上は若洲海浜公園の発電用風車のまわりにあった案内板よりメモ。風車の写真も同公園にあったもの。若洲の風車は三枚バネのプロペラ式で風力の45%をエネルギーに変換するとのこと。