ゴディヴァ婦人（昔とったメモなので出典不明）

　ゴディヴァ婦人は 11 世紀イギリスの人と伝えられる。夫であるコヴェントリーの領主レオフリックが不作であるにもかかわらず年貢を上げようとするのに抗議したところ、
「あなたがコヴェントリーの街を白馬に乗って行進したら願いを叶えよう」
と、冷たく突き放される。
　婦人は、夫の冗談とも本気ともつかない言葉に従い、全裸で馬に乗り街道を行進した。領民たちは婦人の犠牲に感動し、真昼でありながら家にこもり窓を閉めて婦人の裸体を見なかった。仕立屋のトムが婦人の姿を盗み見たところ、急に目が見えなくなったと言われている。以来、ピーピング・トム（覗き見トム）と言えば、盲人のことを意味するようになった。
　コヴェントリーの街では白馬にまたがる裸婦を街のシンボルとしている。また、この伝説を後世に伝えるため、女性が裸で馬にのって行進する祭りを行うと、テレビで紹介しているのを見たことがある。