ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

25日の日記、読んだ漫画とか

 晴れ。最低気温は2.1度、最高気温は8.7度。

[本]嵐の忍者

嵐の忍者 1

嵐の忍者 1

嵐の忍者 2

嵐の忍者 2

嵐の忍者 3

嵐の忍者 3

 図書館で刈りました。白土三平の貸し本漫画時代の作品だそうです。白土三平研究家の武田功太郎氏によれば「単行本発行から推測するに1958年末から59年初頭にかけて執筆したものだろう」とのこと(本書第一巻付録の解説による)。
 
 伊賀守・泥沼は飢饉で苦しむ百姓に重い年貢を課して苦しめていました。土丸の父は窮状を直訴しますが、手打ちにされ、訴状も破り捨てられてしまいました。土丸は仇討ちを決意して剣術や忍術を学び、故郷にもどって百姓一揆を起こすのですが…?!
 
 この頃のタッチは手塚治虫の模写が抜けきっておらず、手の指が必ず四本しかないし(大元のネタはディズニーですが)、悪役の穴山主膳など手塚のピエール・オータンそのまんまだったりします。これがピエール・オータン>http://tezukaosamu.net/jp/character_syllabary_search/585.html  しかし、白土特有のスピード感のある忍者漫画のタッチはこの頃からじわじわ来てますね。
 伊賀守の悪行を、伊賀守本人に直訴して手打ちにされるシーンがあって「??」という感じですが、直訴→処刑という流れを短くするためにわざとやってるんでしょうか。

[本]忍者街道

忍者街道 1

忍者街道 1

忍者街道 (2)

忍者街道 (2)

 白土三平貸し本時代の作品で、忍者にまつわる短編集です。評論家・権藤晋氏によれば1959年発表作品とのこと(本書第一巻の付録である解説による)。『嵐の忍者』に比べると、絵が書き慣れてるような感じがします(ほとんど同時期の作品なんですが)。但馬守の顔がまたもやピエール・オータンなんですが、よっぽどこのキャラが好きだったんですかねえ。

 第二巻付録の解説によれば、紙芝居から漫画に転向するにあたり、人気漫画家のタッチをどん欲に取り入れていたのではないか、ということです。鈴木光明やつげ義春のキャラも取り入れられてるってことです。つげは気付いたけど鈴木光明は読んだことないのでわからないや。そう言えば真田幸村なんかは横山光輝っぽいです。見る人が見ると当時の人気漫画をちりばめた感じに見えるのかも。

はてなまとめ

http://matome.hatena.ne.jp/
 はてなが実験中の新しいサービスです。まだ実験中なので、運営から招待された人しか利用できないみたいです。

 FirefoxChrome拡張機能をインストールして使います。ウェブ上のいろんなページから、写真や文章を持ってきて、スクラップ帳を作るみたいにまとめられるようです。ツイートのまとめを作る togetter というサービスを、ウェブ全体にしたみたいな感じでしょうか。


http://matome.hatena.ne.jp/mt/853
 前にも貼りましたが、わたしも糸紡ぎの動画をまとめてみました。


 やってて思ったんですけど、youtubetwitter みたいに、もとのサービスに知名度があるものをまとめるんならいいんですが、個人のサイトから写真やらなんやら集め始める人が当然現れますよね。もとの記事へのリンクは、なくはないんですけど、今の仕様だとクリックして深いところまで入らないと目に付きません。


http://matome.hatena.ne.jp/mt/353
 たとえばこれは、はてなのスタッフさんが作った、しなもんはてなのマスコット犬)についてのまとめです。あたかもこのページのために作ったように見えますが、どれもはてな内の別のページから切り取ってきて、貼ってあるだけなんです(いちおう文章のところには、背景に「”」の絵が出るので引用符のつもりなんでしょうが)。


 この状況で他人のコンテンツを勝手にまとめて公開してしまう(非公開にもできるけど)ことに、わたしにはどうも抵抗感がありまして、素直に便利とか面白いとかいう気持ちになれないなあ。ユーザーの良識に任せるとかいえば聞こえがいいけれど、システム的にできちゃうことをして何が悪いっていうのが普通の感覚じゃないのかな。

 せめて写真なり文章なりのすぐ下にでも(クリックしないと見られないとかでなく、何もしなくても目にはいるように)、引用元のページへのリンクを入れられないかとフィードバックしてみようと思うんですけど、たぶん誰も問題視しそうもないから放置だろうな。