ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

天気

 晴れ。気温高し。この日は稲城に行ってましたが、お昼前に暈が出てるのを見ました。

虫食いの会

 ネットで有名な某氏の虫食いの会に出るために稲城まで行きました。今回は里山グリーンワークとかいうところでやったんですが、昔の農村みたいな風景の遙か向こうに高層マンションが建ってるのが見えたりして面白い場所でした。この時期は食料にするような虫が少ないのであまり獲れませんでしたが、朽ち木の中からカミキリムシの幼虫を沢山みつけた人がいました。

 わたしはというと、ヤママユガ科の何かの幼虫をみつけました。かわいいので食料には提出せずに飼う事にしました。ツイートでエゾヨツメと書きましたが、一夜明けて(これを書いているのは5日)おちついてよく見たらウスタビガの終齢幼虫でした。どちらにせよ葛飾ではあまり見ない虫なので大満足です。

 よく、なんで虫なんか食べる気になったんだと聞かれるんですが、日本でもイナゴの佃煮は居酒屋のメニューにあったりしますし、蚕の蛹も食べるところでは食べますよね。そういうふうに、世界の各地に虫を普通の食材として扱ってる地方があるわけです。わたしが本当に興味があるのは、その地方でどんな虫をどういう調理法で食べているか、それはどんな味がするのかってことです。でも、その興味を日本国内で満たすのは難しいです。

 bugeater さんの集まりでは、タイ料理の素材として輸入されているタガメやタイワンツチイナゴ、中国で酒の肴するサクサンの蛹なんかも出るので興味の一部は満たせるわけです。

 世界のどこかで食べてるものばかりではなく、通常食べないようなものも調理しますが、食の多様性を知っているので別になんとも思わず手が出ます。美味しいものもあれば、それほどでもないものもあります。

 だいたい、普段食べているものも、本当に美味しいのかと聞かれると首をひねるものがけっこうあるんじゃないのかな。小エビの唐揚げなんかコオロギを揚げて塩ふったのとあまり変わらないような気がします。

 ずぅになりかけた蚕を放置して一日家をあけたら、蚕座(さんざ)から落ちた蚕が床で繭を作り始めていました。蚕座というのは蚕を飼うためのザルです。

 蚕は基本、逃げないのですが、繭を作る時だけ良い場所を求めて歩き回ります。逃げられたら困る場合は箱にでもいれて蓋をしちゃえばいいんですけど、あまり困らないので、蚕座の上に蔟(まぶし)を置いて、蚕の自由にさせてました。