ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

 29日、30日と宮城県に旅行していました。30日の夜に東京に向かい、夜なので事故のないように途中で仮眠をとったりしながら5月1日の朝帰宅しました。

 宮城県旅行についてはあとで写真を整理してから詳しく書くつもりですが、一言でいうと「東北のすべてが壊滅したわけではない」です。

 宮城県でも仙台市街地のように海から離れたところは、揺れによって壁が崩れるなどの被害は残っていますが、その他の点ではほとんど平常に戻っています。デパートは開いているし飲食店もやっているのです。青葉城趾も資料館・お土産屋ともに営業していました。ネットカフェなども津波に呑まれなかった地域では四月の中ごろには営業を再開しています。

 津波に呑まれた地帯は今も大変ではありますが、こちらも力強く歩き出していて、松島なんかは土産物屋が元気に店を開け始めているし、石巻だって飲食店が頑張っています。ライフラインも次第に復旧して、公共の施設では水も電気もありました。

 この状況を見ると、わたしたちは何に躍らされていたんだろうと思うのです。地震から何日たっても「まだ支援がない」と悲鳴をあげる人たちがいたのは、東北を十把ひとからげにして「被災地入りするな」と言ってしまったせいじゃないのかと。

 もちろん地震当初はどこも大変だったとは思います。が、海岸線から離れた地域ではライフラインも早期に復旧したでしょうから、そういった内陸に拠点を置いて活動すれば、もっと早い時期に困っているところへ救いの手をのべられたんじゃないかと、腹が立つやらあきれるやら。

 地震津波は自然の為せる技ですから、これはもう仕方のないことです。しかし、災害が起こってしまったあとにどうするかは、あくまで人間の責任ですから、ここまで被害を大きくしたのは、やはり人間の責任です。そう、思いました。

 なお、ホテルや旅館はもうあちこちで営業しているのですが、被災地に近いところだと他県から応援に来たライフライン復旧工事の人なども使っていますから、観光に使うのは難しいです。

 が、内陸の温泉街とか、県境を越えて山形県秋田県に行くと、意外に部屋があいてたりします(楽天トラベルで調べました)。車だったら観光したあと移動して泊まればいいんです。連休中に暇しちゃってるドライバーのみなさんは、東北方面を検討してみてはいかがでしょう。

朝から曇り、強風、夕方に雨、蒸し暑い

 曇りで風が強く、歩くのもままならないほどでした。蒸し暑くてあちこちの店で冷房を入れてました。

午前中に埼玉県で地震があった

 それほど大きくはないようですが、埼玉県南部で地震がありました。普段こんなところが震源になることは少ないんですけどねえ…マイミクさんが地震雲のようなものを見たと言ってました。

葛西臨海水族園でアクアマリン福島の魚を見る

 アクアマリン福島は地震津波液状化の被害で電気系統が逝ってしまい、最初は自家発電でなんとかもたせていたそうですが、燃料不足も重なって魚のほとんどが死んでしまったそうです。
 なんとか生き残った魚、ウミガラスなどの鳥、両生類などの生きものは、東京をはじめとする県外の動物園・水族館に避難させたそうです。
 葛西臨海公園にも避難生物が何種類も来ていて、その一部が公開されています。
 アクアマリン福島のオリジナルグッズの販売や、義捐金の募金箱もあります。わたしもシーラカンスのキーホルダーを買いました。アクアマリン福島はタンザニアでの調査活動でシーラカンスの撮影に成功しています。