ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

 とうとう福島第一原発の20Km圏内が警戒区域っていうのになったらしいんです。これまでは自己責任で家に帰ることもできましたが、警戒区域になると封鎖を突破して家に帰るだけで犯罪者になってしまう。

 もちろん住民の健康を考えてのことだとは思います。空き巣の発生を水際で防ぐという意味もあるらしいです。しかしなあ、なんだろうこの苛立ちは。

 わたしなら「かまわないので捕まえてください。罰金は払えないので拘留でお願いします」って言うでしょうね。釈放されたらまた家に帰りますよ。何度でも捕まえてもらう。着の身着のまま逃げたって、やれ放射能が移るのなんのと差別され、学校にもいけず、新しい仕事もみつけられず、それなら拘置所も避難所も大差ない。

 何もかもやりきれない。福島ナンバーお断りとか、学校行くのにスクリーニング証明書が必要とかの差別は一体なんなんだろう。危ないのは放射能を持った塵だけであって、その塵はお風呂に入って服を着替えたら流れてしまうんだよ。

 放射性物質を体内に取り込んでしまった人も、危ないのは本人だけで、その人と接触する別の人には影響がない。ヨウ素セシウムから出るベータ線は体内から体外へ出てくるほど浸透力が高くいそうだ。

 だいたい、広島・長崎で被爆した人は、ピカ(原爆症)が移ると言われてひどい差別にあったけれど、実際に移った例なんかまったくない。

 ましてや福島から逃げてきた人たちは、深刻な状態になる前に出てきた人ばかりで、仮に除染する前だったとしてもなんの影響もないレベルじゃないか。

 だいたい放射能を持つ塵は、福島県人を遠ざけたって風にのって飛んでくるんだよ。

 ツイートもしたけれど、原発があるとわかっていて住んでいる方が悪いなんてことを言う人もいるそうだよ。本気でそう思っているならよっぽど頭が悪いんじゃないだろうか。

 原発のほうが後から出来て、安全だといいふくめられてきたんじゃないか。立ち退きたくたって家と農地を保証してもらえなかったら立ち退けないんだから。

 はあ、もうこの怒りをどこに収めていいかわからない。
 わからないので尻切れトンボのままで書き捨てる。