ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

ニュースを見てて900日の包囲の中でという本を思い出したんだけど

 楽天ブックスAmazonで検索してもヒットしないとです(涙)二十数年前の児童書で、もしかすると読書感想文の課題図書になったかもしれません。第二次大戦中にレニングラードがドイツ軍に900日間も包囲された時に、町の人たちがどんな暮らしをしていたか描いた小説です。

 町は完全に孤立して、外からの物資が全くとどかなくなります。動物園ではトラやライオンに与える肉がなくなり、ウサギの毛皮に藁を詰め込んで食べさせたと書かれています。よくその状況で動物を処分しなかったものだと思います。

 その状況なので人間も飢えています。食糧は配給制ですが、十分な量を受け取ることができません。家に死人が出ると死亡届を出さず、その分の配給で飢えをしのいだとあります。真冬ならば遺体が痛まないので長いこと恩恵にあずかれたと。

 非常時の話なので昨今の年金詐欺とは一緒にはできませんが、ふと思い出したので書き留めてみました。