霜降りの入り方
「今日のアレ?」は、その日耳にして、あるいは思いついて、「アレ?」と思った表現をメモする企画。
TBS「ピンポン!」クローン牛についての説明で「霜降りの入り方まで同じ」
霜降りは、霜(脂肪)が細かく入った状態だから、霜降りの入り方、という言い方をすると「霜が入っている入り方まで同じ」に聞こえて座りが悪い。「霜の入り方まで同じ」もしくは「霜降りの状態まで同じ」と言ったほうがスマートか?
映画「魔法にかけられて」
各方面でさんざんガイシュツだけど、「魔法をかけられて」か「魔法にかかって」のほうが座りがいい。
「各方面に波紋を呼んでいる」
これは自分で文章を書いてて思ったこと。各方面に波紋を、まで書いたところで「続きはなんだ?」と手が止まってしまった。よく耳にするケースだと「波紋を呼ぶ」「波紋を投げる」だけれど、どちらもだいぶ詩的な表現で、普通の言葉じゃない気がする(「風を呼ぶ」「風を送る」などと同じ感覚)。では、普通ならなんだろうと思うんだけど、「波紋を生じさせている」「波紋が生じている」のどっちかなのではないかと。波紋を、と書いたら「生じさせる」だけれど、これは受け身なのでニュース記事なんかには座りが悪く、呼ぶだの投げるだの書いてしまいがちなんだろうなと思った。