ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

クリスマスイブですなあ

 今年は得に予定はないです。飾り付けくらいするかと思ってたけど、部屋が片づかないので何もしなかったし。むかしはクリスマスが近づくと、クリスマスをテーマにした外国の人形劇やらアニメやらをよくやってて、これが意外と面白かったりしたものなんですけど、最近はあんまり見かけませんね。そもそも子供番組が減ってますからねえ。

 わたくし、サンタクロースってやつが好きなんですよねえ。そりゃまあ、よい子にプレゼントを配ってまわるサンタを嫌いだって人のほうが少ないでしょうけど、そういう理由で好きなのともちょっと違う。なんせ夢のない子供だったので、サンタがプレゼントを持ってくることを信じてた記憶がないです。

 にもかかわらず、なぜサンタクロースが好きかというと、たぶん、サンタクロースの気配を守ろうとしてる人が多く、しかもそれが、恐怖とは切り離されたところにあるからかもしれません。サンタを信じなくても地獄には堕ちません。サンタを否定したところで宗教裁判にかけられることもありません。誰もがサンタを信じたいと思って信じていて、そのために努力するんです。それがやけに透明で明るくて、雪の日のあくる朝みたいな感じがするわけです。

 サンタクロースはトルコで司教をやってたセント・ニコラウスが貧しい子供達に金貨を与えたのがモデルになってると言われてますが、北欧の妖精物語にサンタと重なるものがあるというのでイメージが混じり、今ではサンタが北極圏に住んでいると信じられています。トナカイの引くそりにのって、クリスマスの晩には世界中を飛び回ります。その様子は毎年ノーラッド(北米航空宇宙防衛司令部)によって追尾されています(ノーラッドについてってところに由来も書いてあるので読んでみてね)。

 北欧にはサンタの故郷と言われてる場所が何カ所かありますが、わりと有名なのはフィンランドのコルバトゥントゥリー。耳の形をした小さな山だそうです。この山はサンタの耳なのです。世界中の子供達の声がここに集まってきます。フィンランドにはサンタの長老もいるらしいです。むろん、目に見えるその人は人間ですが、彼は世界中の人が信じているサンタクロースのイメージを受け止める役割です。そういうカリスマはフィンランドなり、スウェーデンなり、限られた場所に数人いればいいんです。

 ところが、近年になって、世界各国に「公式サンタ」なるものが現れました。なんでもフィンランドでサンタの長老が面接をして、体力測定などのきびしい審査を通り抜けた人だけがホンモノのサンタクロースを名乗ることを許されるのだそうですが… ええとその、とりあえず日本のサンタはここらへんでブログをやってらっしゃるんですけど、誰かヤツのサンタ免許をとりあげてくださいと言いたくなるほど面白くない…orz

 いや、まあ、ブログがつまらないのは「うちで書いて」って頼んだ人にも問題がありそうな気はするんだけれど(だってこれじゃ何も書いてないのと同じ…涙)、彼がサンタクロースであることに、何かものすごい違和感があるんです。日本人なのにサンタクロースというのがまずダメって話もあるんですけどね。この違和感はそういう姿形の問題とも違うような気がする。

 一体なぜダメなんだろうってずいぶん考えたんですけど、今朝やっとそれがわかったような気がします。自分としてはサンタクロースを信じてるわけで、パラダイス山下を信じてるわけじゃないのですよ。彼が独自にサンタをやりたいならそれもかまわない。でも、長老お墨付きで活動をするには、彼には「個性がありすぎる」んです。

 何が嫌って二言目には「光る! ザ・マン盆栽」とか言うのが、もうなんだかなーって感じでしょ。それはお前がパラダイス山下をやってるときにだけにしてくれ。サンタのかっこして自分の仕事の宣伝なんかしたらデパートのバイトと同じだ。サンタクロースとして仕事をしている間は、パラダイスではなく、サンタクロースをアピールしてほしいと思うんです。たとえこの世の全員が、あれはパラダイスなんだよと知っていたとしても、サンタの衣装を付けた時は「私は誰でもない、サンタクロースだ」と言い張ってほしい。

 で、彼の中にはパラダイスを抜きにして成り立つ「サンタクロース」がありますかね?

 この記事を公式サンタのブログにトラックバックすべきかどうか迷うのですが、彼本人が読んでるかどうかさえあやしい気がするのでやめます。彼が公式サンタになったのは何年も前のことなんですが、これまであまり目にしなかったのでダメさに気づきませんでした。来年はもっとサンタクロースらしくなるか、さもなければ二度と出てこないでほしい。そんな気がするハートブレイクなクリスマスイブなのよ(涙)


滑り込みでこんな飾り付けはしてみましたが
まとまりのないものになってしまいました。

# ノーラッドのサンタ追跡情報は今年で50周年ということですが「インターネットが普及する前のノーラッドはサンタの追尾情報をどうやって子供たちに伝えていたか知ってたら教えて」というトラックバックをもらいました。それはですね、つまり電話です。そもそもこの話は間違い電話から始まったことだとこのへんに書いてありますよ。

いろいろ

 とにもかくにも部屋を掃除してデスクトップを復活させなければ(ってまだやってたのか、再インストール)。というわけで、今日はスキャナーとタブレットのドライバーをつっこんだわけです。そしたらですね、さっきまで快適に動いていたパソコンが急に立ち上がりにくい状況になってしまいまして、30分近くガラガラ言い続けて、今やーっと立ち上がりましたよ。あはははは…はぁ。勇気を出してもう一度リブートしてみよう。またおかしいようだったらOSごと入れ直したほうがいいかもしれない(涙)


 原因はスキャナーのドライバーでした。六年近く前に買った Microtek の Slimscan C3 です。スキャナーを立ち上げようとすると確実に落ちるので間違いありません。このスキャナーはあまりに古すぎてドライバーが 95 と NT にしか対応していなかったのですが、 NT 用ドライバーで Windows2000 でも問題なく動いてたんです、こないだまでは。
 たぶん、前はサービスパックをあてる前の2000に入れたから動いたのだわ。そんでもって今回は、これでもかーっていうほど全部あてちゃってからなのでドライバーが「そんな新しい環境知らないよ」って悲鳴を上げたということかしら。だったら新しいドライバーを取りに行けばいいのよ。
 さっそく Microtek のサイトを見に行ってみると、ぐえぇぇ、日本語のサポートをやめちゃっている。台湾と中国ならある? じゃあそれで…って、ぎゃああ、Slimscan C3 が製品一覧に載ってない。サポート外か? 商品名で検索してみたら知らない名前の会社が日本語でドライバーの提供をしてたけど、そこにも「C3の動作は保証しない」って書いてあるし。終わった。終わっちまったよ。あたいのスキャナーはがらくたになったってわけさ。けけけ。こんな結果を出すまでに、立ち上げたりリブートしたり、凍り付いて復帰するまで待ったりの連続で半日ががり。その間に窓も拭いたし床も磨いたし、漫画を二冊読んだし、ノーラッドのサイトでニュージーランド上空を駆け抜けるサンタクロースの動画も見たし、ああ、なんて充実した半日でしょう。
 たしか、去年だか一昨年だか、C3 用の新しいドライバーを落としたような気がするのよ。それならおそらく 2000 対応だと思うんだけど… ああ、でもその時点からすでにものすごいパッチが当たってるような気がするから、入れても無駄かもしれないわねえ。ああ、困った。この上スキャナーまで新調しなきゃいけないの?