ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

スペース1999を見ています

 スーパー!ドラマTVで『スペース1999』を見ています。完全版という触れ込みなのに、ウィキペディアにあるエピソードリストと順番が違ってるのが謎です(日本放映順とも本国放映順とも違う)。日本語放映時にカットされて吹き替えが存在しない部分は字幕で補われています。

 ドラマの制作は1974〜75年だそうです。その当時から見た1999年の話で、1999年から見たちょっと前(80年代)なんかも出てきて非常に興味深いです。70年代から見た80年代は、人類が冥王星探査なんかをやっています。たった10年ばかりでずいぶん未来になる予定だったんですね。

 おそらくスタートレック(1966年〜)を意識して作ってると思いますが、スタトレの舞台が23世紀という遠い未来なのに対して、1999年はぎりぎりで20世紀、手の届く未来の話です。そのせいか宇宙船のデザインも鉄骨感満点で、レトロなところがかえってカッコイイ!コンピューターのデザインも今っぽいというか当時の感じなんです。把っ手のついた基盤みたいなものを抜き差ししてるちょっとしたシーンがたまらないです。

 日本で放映された時は、上条恒彦の主題歌がついてたんですが、スーパー!ドラマTVの放映にはついてません。ちょっと残念です。オリジナル版のテーマ曲はインストゥルメンタルですが、こちらもちょっとカッコイイです。日本版の主題歌はこの曲のイメージを踏まえた上で作られてると思います。

 以下は各話のあらすじですが、途中でめんどくさくなってメモしたりしなかったりです。

#1 人類の危機!宇宙基地大爆発

 月で核廃棄物が爆発します。そのせいで月は地球周回軌道を離れて宇宙の彼方へ飛ばされてしまいます。月面基地ムーンベースアルファで生活するクルーたちは、宇宙の放浪者となってしまいました。地球に帰れる日は来るのでしょうか。

#2 宇宙冷凍人間の正体

 第一話で突然宇宙にふっとばされた割に、帰る方法を模索するでもなく事件発生です。どこからかやってきた青い発光体がクルーのゾレフに入り込みました。ゾレフは熱やエネルギーを吸収する体質に変わり、触れたものを凍りつかせてしまいます。

#3 月が巨大惑星と衝突!?

 ムーンベースアルファの軌道上に小惑星があることが判明。小惑星は爆弾を運んで破壊しますが、イーグル(小型船)が衝撃にまきこまれてパイロットのカーターが行方不明になってしまいます。カーター救出に向かったコー二ッグ指揮官は、行く手にとんでもないものを発見。月の軌道上に巨大惑星が立ちはだかっており、もはや回避は不可能。絶望的な事態に?! しかし巨大惑星アセリアの女王は、この出会いは運命であり、これによってアセリア人は重要な変異を遂げるというのでした。

#4 宇宙船団大戦争

 突然現れた謎の宇宙船に攻撃を受けます。イーグルで撃破したものの、そのまま戦争になってしまいムーンベースアルファは大きな被害を受けます。仕方なく敵と休戦して惑星に移住させてもらおうとしますが、彼らは地球人を危険をもたらす病原体だと言い受け入れを拒否するのでした。

#5 永遠の生命の怪

 ある星で、1986年に冥王星探索に向かった地球人と出会います。彼らは事故で宇宙の彼方まで飛ばされて、その星で生き長らえて来たのだと言いました。ところがその星では時間の流れがおかしくなっており、すでに800年もたっているというのです。なおかつ地球人の体に何か影響を及ぼしているらしく、彼らはまったく歳をとっていませんでした。

#6 宇宙の破壊者、核爆弾船

 ムーンベースアルファは宇宙放浪の途中で14年前(1985年?)に打ちあげられた無人探査船ボエジャーと出会って回収しますが、そこへ謎の宇宙人サイドンが現れて、それが地球の船ならば責任を取れと言います。ボエジャーに搭載されているクエラードライブ(核エネルギーを利用したエンジン)の影響で、サイドン星人が滅亡寸前になっていたのです。アメリカのボイジャー計画の続きがあったという設定のようですが(はっきりした説明はない)、作中では「ボエジャー」と発音しています。

#7 怪奇!宇宙の子供誕生

 地球周回軌道を離れてから最初の赤ん坊が生まれます。ところがその子はほんの数時間で5歳児くらいに成長してしまいます。実は密かに侵入していた宇宙人が、赤ん坊の体を乗っ取っていたのです。

#8 宇宙墓場の怪獣現わる!

 クルーのトニーはかつてウルハ計画の一員だった。1996年、惑星ウルハ探査中にトニーの船は触手が沢山ある恐ろしいモンスターに襲われた。仲間が犠牲になる中、モンスターにやられたユニットを切り離してトニーだけはなんとか生きて帰るが、ブラックボックスの解析には宇宙生命体との接触を物語るデータがなかった。トニーは錯乱して仲間を捨てたと疑われ解任されてしまう。トニーを弁護したコー二ッグも戒告処分を受けた。時は流れ、トニーは復帰、コー二ッグとともにムーンベースアルファ勤務となった。月が地球の軌道を離れてから877日。月は宇宙船の墓場とも言われる星域に到達する。それはトニーがモンスターに襲われたその場所だった。トニーはイーグルを奪ってモンスターとの対決に向かう。

#9 巨大宇宙都市出現!

 ムーンベースアルファの行く手に巨大な宇宙船が現れます。宇宙船から発信された暗号を解読すると、なんらかの事故で「住民」が瀕死であること、救助を求めていることがわかりました。コー二ッグ指揮官や博士(女医)、教授など、おなじみの面々がイーグルに乗って探査に行ってみると、それは船というより巨大な都市で、14人のダリア人と大勢の原始人が住んでいました。暗号は900年前に原子炉の事故があった時から発信されており、14人はその事故の生き残りで、原始人たちは事故で退化したダリア人の子孫でした。

# スーパー!ドラマTV の番組サイトには(放射線問題あり)の注意書きがあり、番組冒頭にも放射能問題を扱っているけれどオリジナリティーを尊重して放映するとテロップが出る。スペース1999は冒頭からして核廃棄物の話なので、福島の原発事故に配慮したものではなくて、放射線の影響でミュータントが生まれる設定を問題視しているようです(火の鳥・羽衣編や、ウルトラセブン第12話と同様の配慮か?)。

#10 黒い太陽ブラック・ホール

 月がブラックホールに引き寄せられていることがわかります。飛行可能なイーグルは一機しかなく、コンピューターが選択した6名をのせて脱出させました。教授がムーンベースアルファにバリアを張る方法を考えだして、運を天にまかせてブラックホールに突入します。

# わたしの記憶だとこの話だけ独立させたスペシャル番組みたいなものがあったと思うんです。何度もテレビでやっていて、この話だけものすごく覚えてます。スーパー!ドラマTVで放映された第10話は60分に収まる通常放映版なんですが、わたしが見たことあるやつは、もしかするともっと長かったかもしれないです(うろ覚えです)。あれはなんだったのかなあ。
# [追記]↑これはテレビシリーズを再編集して作った「特別編」のようです。 見たいなあ。これもやってほしいなあ。 http://www.superdramatv.com/line/space1999/episode/detail3-1.html
↑これは違うかもしれないな。英語版ならyoutubeにあったので途中まで見たけれど、ブラックホールの話じゃなさそう(最後まで見てないのでアレですが)。わたしの記憶は曖昧なので「黒い太陽ブラックホール」を普通に見て映画みたいなスペシャル番組だと思ったのかもしれないです。それにしては、このエピソードだけ短期間に何度も見た記憶があるんですけど???

#11 宇宙天国の誘惑

 月の行く手に現れた惑星ピリ。コンピューターの計算では地球人が暮らすのに適している楽園だということです。しかしイーグルで調査に向かった隊員は笑いながら消息をたちました。月は引力につかまって惑星の周回軌道をまわりはじめます。しかし計算では惑星の引力はこんなに強くないはずです。司令官自身がピリへ調査に向かいますが、そこで見たものは「支配者」に洗脳されたイーグルの乗組員たちでした。

#12 宇宙の細胞再生人間

 ある小惑星で負傷した異星人が発見され、アルファに収容して治療しますが死亡しました。ところが、異星人の死体からは、いつの間にか傷が消えているのです。
 教授がある実験をします。小惑星の石に半物質光線を当てると消えますが、光線を止めると元通り復元するのです。どうやら石に見えているのは何かの細胞のようです。
 そうしているうちに、死んだと思っていた異星人が生き返ります。彼はバロアと名乗り、話し合いを希望していると言いました。バロアの故郷・惑星プログロンでは人類が不老不死になることに成功しました。しかし、そのために目的を失い、堕落したというのです。バロアは命に限りがあるからこそより良く生きられると説きますが、惑星の住民達にとらえられ、小惑星に閉じこめられて宇宙に放り出されてしまったというのです。
 バロアはアルファのゲストとして迎えられますが、間もなくその本性を現し、アルファの隊員たちを危機に陥れるのでした。

#13 宇宙によみがえった死者

 アルファの行く手に居住可能な惑星が発見されます。テラ・ノヴァと名づけてイーグル(小型艇)を調査に向かわせます。ところが帰還したイーグルの乗組員は全員死んでおり、謎の宇宙飛行士がひとり気を失った状態で乗っていました。ヘレナ・ラッセル博士(女医)がそれを見て、自分の夫リー・ラッセルであると言いました。しかし、博士の夫は5年前に木星にむかったまま行方不明になっています。木星は何千億キロも彼方にあります。息を吹き返したリーはテラ・ノヴァには未知のエネルギーがあり、行けば死ぬと警告、なぜかそのまま息を引き取りました。
 コーニッグと博士たちはリーの警告を無視してテラ・ノヴァに向かいます。テラ・ノヴァは楽園のようなところでした。しかし、謎のトラブルが発生し、隊員が次々と死んでいきます。最後にヘレナだけが生き残り、そこへ死んだはずの夫、リーが現れます。

#14 もう地球へ帰れない!

 未確認飛行物体が月に着陸、コーニッグ指揮官以下数名で調査に向かいます。飛行物体には宇宙人が冬眠状態で乗っていました。ところが、そのうちのひとりが冬眠から覚めるのに失敗、灰になってしまいます。

 異星人はカルトー星人と名乗り、地球時間で350年前に故郷を旅立ち、移住のために地球を目指していたと言いました。彼らは友好的で、事故で出来た空席に、ひとりだけ乗せて地球へ向かうことができると言いました。計算によれば75年かければ地球に到着できるのです。その間は冬眠していれば良いと。

 コーニッグ指揮官はコンピューターで無作為にひとり選んで地球に返すことにしますが、シモンズ・コミッショナーが、技師ではない自分こそ資格があると主張、核燃料棒を人質にして立てこもります。

 仕方なく、シモンズを地球に返すことにしましたが、冬眠から覚めたシモンズが見たのは地球ではなく…?!

#15 宇宙洞窟原始人の襲来

未知の惑星に偵察に出たイーグル6号との通信が途絶えてしまいます。しかしイーグル自体は正常に動作しているのです。隊員からの連絡がありません。自動操縦で呼び戻されたイーグルの中には原始人の死体が!
 コーニッグ指揮官、ラッセル博士、カーター、サンドラたちは、イーグル1号と2号に分乗して行方不明のクルーを捜しにきます。しかし先に到着したコーニッグとラッセル博士たちが行方不明になってしまいました。
 サンドラから連絡を受けた教授はイーグル3号で捜索に向かいますが、教授が到着する前にサンドラも姿を消してしまいました。教授とカーターが森の中に捜索に向かうと、洞窟の中でコーニッグやラッセル博士の顔をした原始人と出会うのです。
 やがてイーグル6号に乗っていた原始人の検死結果が出ますが、身体的な特徴はあきらかに四万年前の原始人なのに歯形をしらべるとアルファのクルーであるサントスのものと一致します。

#17 宇宙の悪魔・地獄のマシーン
#18 宇宙コンピューターの反逆
#16 月が二つに分かれる時
#19 宇宙動物園の人間実験

 惑星探査に向かったイーグル1号(コーニッグ、カーター、サンドラが搭乗)は、着陸を中止して戻ってきた。重力ではない謎のエネルギーに引き寄せられ、墜落しそうになったからだ。月に戻ってきたイーグル1号は謎のエネルギーによりコントロール不能になり、月面に不時着。カーターは意識を取り戻すが、コーニッグが意識不明に。
 コーニッグは夢の中で誰もいないムーンベースアルファーをさまよっている。やがて霧のようなものにまかれ、呆然としているところへ老人の姿をした何者かが現れる。彼が言うには、ここは惑星ゼノであり、イーグルの着陸を妨害し、コーニッグだけを招いたのは自分であると言うのだった。老人は惑星ゼノの人類学者ラーンと名乗り、コーニッグから学びたいことがあるという。
 ラーンはコーニッグに精神的な実験を試すが、自分の娘がコーニッグと恋に落ちた時、サンドラの意識を連れてきて戻るように説得させる。アルファーではラッセル博士がコーニッグの生命維持装置をはずそうとするが、すんでのところで意識を取り戻す。

#20 赤い太陽、最後の日没

 月は惑星エリアルの大気圏内に入る。この星の大気圏は地球の四倍もある。カーターがイーグルで探査に向かうと、エリアルから謎の機械が飛んできてイーグルに取りついて離れなくなった。イーグルはそのまま月に帰還する。
 教授が謎の機械を分析するが何の目的で飛んできたものかよくわからない。突然、謎の機械からガスが噴射する。毒ガスかと警戒するが、地球と同じ組成の空気だった。空気はたちまち月面を覆い、月に大気ができる。毒性はなかった。大気ができると空は青くなり、赤い太陽(エリアルのだが)が昇った。ラッセル博士が分析したあと、モロー(ポール)とサンドラが志願してテストに向かい、問題ないことを確認する。クルーたちは外に出て、地球に戻ったかのようにバカンスを楽しんだ。
 しかしここには雨がないので、教授が大気に薬品をまいて雲を作ろうと言う。コーニッグがそれに反対する。サハラ砂漠の開発に25年かかった。エリアルを調査し、移住したほうがいいと言った。
すると、謎の機械から雷のようなものが出て、月に雨が降り始めた。このまま降り続けばクレーターが湖になってしまう。アルファが水没するのではないか。
 生存に適した場所を探すために、モロー、カーター、サンドラ、ラッセルがイーグルで探査に向かう。イーグルは乱気流に巻き込まれて不時着する。しかし受信障害でアルファと連絡がとれない。
 不時着のショックでサンドラが脳震盪を起こす。イーグルは故障して動かなくなる。食糧と水は2週間分あるはずだったが、不時着のショックでダメになってしまった。
 アルファでは別のイーグルで遭難機の捜索に出る(アルファにはイーグルが27隻あると言っている。遭難しているものとあわせて28隻あることになる)。しかし見つからなかった。
 教授は月が新しい太陽の周回軌道に乗りそうだと言う。そうなれば安心だが、その確率は50%。もし起動にのれなければ、大気は氷の層になり、アルファは氷に閉ざされてしまう。前より悪い状況だ。
 捜索からもどったイーグルは、大気で腐食してみな動かなくなってしまう。焦るコーニッグは技術班に当たり散らす。教授が調べてみるとグラスファイバーでコーティングされた部分は大丈夫とのこと。すべてをコーティングするのに2〜3日かかる。
 遭難したイーグルではサンドラは具合が悪くなる。昼間は49度、夜は氷点下。食糧も水も足りない。モローが水を探しに出て動けなくなる。そこでキノコを発見し、食べると元気になった。これでみんな助かる。しかし、キノコには幻覚作用があり、モローが暴れ始める。
 そこへ謎の機械が沢山降りてきて、大気を奪い始めた。
 アルファではイーグルの改造が済み、コーニッグが救出にやってくる。ラッセル博士はガスボンベを爆発させて位置を知らせる。モローがまだ暴れているが、コーニッグが取っ組み合いのすえ殴り倒す。
 惑星エリアルから来た謎の物体が突然喋り出す。エリアルの人類は、地球人を昔から観察していたが、地球人は信用できないため、エリアルに上陸させたくなかった。望みのものを与えれば通過するだろうと考えて、謎の機械で大気や水を作ったのだという(大気を奪ったのも、遠ざかれば凍ってしまい、それが地球人の望みではないことを知ったためだろう)。コーニッグたちはエリアル移住をあきらめる。
 月の地平線に赤い太陽が沈んだ。月はまた宇宙を放浪しはじめる。

#21 巨大な宇宙脳の攻撃
#22 宇宙悪霊の呪い
#23 神よ!宇宙に新しい平和を

 地球から100万光年以上離れた宇宙域。月がある惑星の近くを通過する。引力圏外にもかかわらず、惑星に引き寄せられ、発電機の出力も低下する。なぜか電気が外部から吸い取られている。このままでは48時間以内にアルファの300人は死んでしまう。惑星まで往復で30時間。コーニッグは調査隊を組み、電力低下の原因を調べに惑星に向かう。電力が低下しているので「長距離システム」が使えず、アルファとイーグルは通信できない。
 イーグルは惑星に到着する。しかし電力低下の原因は発見できなかった。惑星は大気も安定しており、放射線も許容半以内。土中にバクテリアの生息が確認できる。またこの星には植物の痕跡があり、それらはカシや松など地球の植物にきわめて似ている。洞窟内には地球人類のとほとんど同じ人骨が発見された。壁にはなんとデーヴァナーガリー文字が刻まれている。言語学者のアンナ・デイビスが解読すると、かつてここに住んでいたアルカディア人が、自らひきおこしたトラブル(おそらく核戦争)で絶滅の危機に瀕しているが、生き延びるために宇宙に脱出したと書いてあった。どうやらアルカディア人は地球にたどり着き、地球人の祖先になったようだ。
 アンナとカメラマンのルーク・フェローは、アルカディア人の人骨を見ているうちに様子がおかしくなる。コーニッグの日記によれば、アルカディア人復活のために選ばれた神のしもべになってしまったのだ。
 アルファでは電力の低下が進み、空調のパワーも落ちた。みな防寒服を着てしのいでいる。このままではみんな死ぬ。コーニッグが惑星移住を決意すると、ルークとアンナは抱き合って喜んだ。
 しかし、アルファの電力低下が50%で安定する。コーニッグはアルファにもどり移住を中止する。アンナとルークは惑星アルカディアへ行かせてほしいと申し出るが、二人の移住のために大量の食糧が用意できないという理由で拒絶される。二人は20年分の物資を強奪し、ラッセル博士を人質にして惑星に逃げてしまう。それではアルファの住人は死の危機に瀕するが、ルークは、人類の繁栄も、月の放浪も、アルカディア人の帰還のために選ばれた道具であるから、目的を達した現在不要なのだと主張した。
 カーターが非武装の探査用イーグルで二人のイーグルを途中まで送り、惑星周回軌道上でドッキングして博士を回収する。博士の無事を確認すると、コーニッグは別のイーグルでルークとアンナを追跡しようとするが、突然月が動き始め、それは叶わなかった。カーターと博士はかろうじて月に帰還できる。
 ルークとアンナは惑星に取り残され、アルカディア人のアダムとイブになるが、その後のことはわからない。月は再び放浪を始める。
#  このエピソードの冒頭にコーニッグが剣道をするシーンがある。

#24 宇宙戦艦ミサイル発射!

第二シーズンへ

1 THE METAMORPH 脱出!変身惑星サイコン

 サイコン人マヤが仲間になる。

2 THE EXILES 惑星ゴロスの反逆者

 ある星のまわりに飛び交うカプセル。中にはコールドスリープの状態で人間が眠っていた。男女を蘇らせるとかれらはゴロス人だと名乗り、仲間も助けてほしいと言う。真意を疑いつつ協力するコーニッグ。しかし、ゴロス人たちはもとからアルファを乗っ取るつもりだった。彼らは300年前に反逆罪で追放されたのだった。反逆者の男カンターはラッセル博士を人質に惑星ゴロスに乗り込み、ゴロスの最高責任者を脅迫する。アルファに残った女ゾーアはコーニッグたちが宇宙に放り出した。惑星ゴロスではラッセル博士が男(カンター)の保護膜をやぶる。男は突然年をとりはじめて死んでしまった。

3 ONE MOMENT OF HUMANITY 宇宙アンドロイドの誘惑

 コーニッグ、ラッセル、カーターが過去の地球に飛ばされてしまう話だが、アポロ何号だかから写した月になってる(地球から見るのと模様が違う)。たぶんNASAが公開した月の写真を適当に選んで使ってると思う。SF作品としてはけっこう恥ずかしいミス。

4 ALL THAT GLISTERS 28 怪奇!宇宙の変色殺人岩
5 JOURNEY TO WHERE 29 タイムトラベル あこがれの地球へ
6 THE TAYBOR 30 超宇宙からの来訪者
7 THE MARK OF ARCHANON 31 惑星アーカノンの掟
8 THE RULES OF LUTON 32 植物惑星ルートンの恐怖
9 BRAIN THE BRAIN 33 殺人コンピュータの陰謀
10 NEW ADAM,NEW EVE 34 偽りのユートピア
11 THE A B CHRYSALIS 36 宇宙の稲妻!衝撃波
12 CATACOMBS OF THE MOON 35 SOS!月は地獄だ!
13 SEED OF DESTRUCTION 37 カルトン惑星破壊の種子
14 THE BETA CLOUD 38 生命維持システムを救え!
15 A MATTER OF BALANCE 40 アンチ・ワールドからの侵略者
16 SPACE WARP 39 四次元空間の恐怖
17 THE BRINGERS OF WONDER PART1 (日本では未放映)
18 THE BRINGERS OF WONDER PART2
19 THE LAMBDA FACTOR 41 ラムダ変形超能力殺人事件
20 THE SEANCE SPECTRE 42 月よ動け!郷愁の惑星トーラ
21 DORZACK 43 招かざる客ドルザック
22 DEVIL'S PLANET 44 植民地衛星エントラの悪夢
23 THE IMMUNITY SYNDROME 45 謎の宇宙知性体
24 THE DORCONS 46 マヤよ!永遠にアルファに…




あらすじ, 海外ドラマ, イギリス

登場人物

ジョン・コーニッグ中佐:指揮官
ヘレナ・ラッセル博士:女医、中年女性。
サンドラ:女性オペレーター、黒髪ショートヘア、アジア系。
アラン・カーター:探査船のパイロット。白人、金髪。
バーグマン教授:老科学者。髪の毛が薄く、心臓に持病。
マシアス:ラッセル博士の助手。黒人、口ひげ。
ポール・モロー:指揮官の補佐的存在。コーニッグがいない時は指揮官代理を務める。白人、口ひげ。

マヤ:女性、異星人。変身能力を持っている。