ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

30日は『コクリコ坂から』を見に行った

 雲が多く、時々雨がぱらついてたけれど、気象庁の記録だと東京地方は晴れってことになってます。そういえばお昼頃晴れ間が見えていたかもしれません。最高気温は29度。

八幡の薮知らず

 市川市役所の斜向かいに「八幡の薮知らず」という禁足地があると聞いて見に行ってきました。行ってみると周囲がかこわれて入れないようにしてある竹林です。そんなに大きくなくて、昔の記録でも十間四方(18メートル四方)くらいしかありません。今はまわりにビルや家がたっていて、そこだけ切り取られたみたいに薮が残ってます。

 なんでもこの小さな薮は昔から人の立ち入りが禁じられていて、もし入ったら出てこられなくなると言われているそうです。かの水戸黄門が禁を破って中に入り、神々の罰を受けたという話があるとかないとか。もしやここだけ時限が歪んでいてバミューダトライアングルみたいな怪現象が発生するのでは、なんてことを考えてドキドキしてしまいます。

 でもなんか、行ってみたら市川市がたてた由来書きがありまして、近くにある八幡神社の放生池(ほうじょういけ)の跡地じゃないかと書いてありました。つかまえられた魚や鳥なんかを放してやることで功徳を積む場所です。そこだけ野生の状態にしておかないといけないので人の立ち入りが禁じられていましたが、放生会が行われなくなって立ち入り禁止の理由が忘れられてしまったんじゃないかってことです。それが本当ならややガッカリですね。

 すぐ近くにある八幡神社葛飾八幡宮)は源頼朝にまつわる伝説があるそうです。1180年、流刑地伊豆国で平家追討の令旨(命令書)を受け取った頼朝は、伊豆を制圧したあと故郷である相模国(神奈川県)に向かいますが、そこで一度は負けてしまいます。安房国(千葉県)へ落ちのびた際に、市川市にある葛飾八幡宮に立ち寄り武運を祈願しました。このときに頼朝の馬が前脚をかけて蹄のあとを残したといわれる石が今でも残っています。なんとなく石は眉唾ですが、非常に古くからある神社であることは間違いありません。

 その葛飾八幡宮には千本イチョウというものがあります。多数の枝が根元からくっついて成長して一本の巨木になった不思議な木です。市川市のサイトによれば全部オスの木だそうですから、もともと真ん中に大木があって、それが老朽化で折れたかなにかしたあとに、根っこから出てきた脇芽が成長してくっつきあったんじゃないのかと想像します(あくまでわたしの想像ですから違うかもしれません、と一応言っときます)。それにしてもこれだけ見事な大木になるのは珍しいことでしょうし、時限のゆがみはともかくパワースポットの一種かもしれません。

 写真とったんですが、フォトライフの今月使用分が終わっちゃったので写真は省略で。そのうち自鯖のブログにでもアップしますよ(長野旅行を片づけたら)。

市川市歴史博物館・考古博物館

 八幡宮からはちょっと離れていますが、ここへも行きました。そこそこ立派な博物館でした。国府台の山にあって、まわりではヒグラシが沢山ないていました。江戸川の向こう岸は葛飾なのに、なんで葛飾にはヒグラシがほとんどいないんだろう(迷って来た程度には見かけますけど)。

 歴史博物館に梨の消毒用の桶が展示されてたんですが、一体どういう使い方をしたのか説明がないので首をひねりました。木製の風呂桶のちいさいやつで、蓋がついてて、蓋にはちょうど梨が入るくらいの丸い穴がありました。今だと梨の消毒というのは春先に樹木にむかって消毒薬を散布しますよね。そのことを言っているなら、桶の穴に噴霧用の器具を取り付けるのかなあとも思うんですけど、説明なく桶だけ置かれてたら、梨の実を放り込んで薬液につけるような作業を想像してしまいます。実際のところどうなんでしょうか。

コクリコ坂から』を見に行った

 宮崎吾朗(息子)の監督作品第二段だそうです。『ゲド戦記』が駿作品の切り貼りだったのでまったく期待してなかったわけですが、予想に反してすばらしく良くできていたのには脱帽しました。ほんとに息子が撮ったんですか? まあたしかにお父さんがやったら新橋あたりの風景をあんな写真みたいに描かないだろうとは思うし、学生たちのモブシーンも「昔の学生はこういうものだ」という強い思い込みを感じるというか、ようするにやり過ぎ感があり、パパならもうちょっと自然さが出るかもしれないね、とは思いました。

 でも、全体としてはとてもよくて、これを息子が撮ったんなら、そうとう勉強したんですね。そう思っておいたほうが幸せなので、あまり深く考えずに上手になったねと言っておくことにしたいです。御飯を作ったり、食べたり、掃除したり、といった日常的な人の表情がとてもよく描けてます。

 映画を見る前は、主題歌の『さよならの夏』がすごくいいと思ってたんですけど、あの映画の中では10年くらい後のテイストを醸し出してしまい(実際、昭和四十年代の曲なので…汗)、エンディングだけ浮いてたのが残念です。

 原作は80年ごろに『なかよし』に連載されていた少女漫画なんですが、原作漫画自体は意外と退屈で、わたしは最初の方だけ読んで投げました。そこへ行くと映画はまったく退屈せず見られましたよ。ジブリ作品でも高畑系のファンタジーじゃないやつが好きな人ならそれなりにイケるかも。個人的にはアリエッティなんかよりずっと好きだし、お父ちゃん作品のハウルなんかよりずっと面白いと感じるし、千と千尋に匹敵するか勝ってるくらいの魅力はあったかなと思います。

地震

 深夜というか、早朝でしょうか、強い地震がありました。震源福島県沖で、福島県内では震度5強を記録したそうです。葛飾水元でもかなり強い揺れを感じました。ものが落ちたり倒れたりするほどではなかったですが、震災直後の余震を思い出す激しさです。まだまだ油断できない状態ですね。

電気料金の請求も来てるけど

 分析はあとで。ほぼ計算通りに扇風機分くらいが増えてました。