ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

節電と別のことをすりかえてもなんの解決にもならない

 都知事が腐ったお爺ちゃんみたいになっていて悲しすぎる。電気が足りないから節電する、これは誰にでもわかることですが、彼の弁によれば「戦時中の灯火規制はもっと厳しかった」となってしまう。下を見れば厳しい締めつけはいくらでもあったのでしょうが、そういうことを言ってほしいんじゃない。

 さまざまな不満はあるでしょうが、今この状況で普段どおりの生活をしてしまったら突発的で広範囲な停電が起こるかもしれない。そうなったらこういうことが起こる。そうならないよう、自分のため、隣人のために、節電をお願いしたい。厳しい状況だが、共に乗り切ろうと言ってほしいんですよ。わたしが書くとベタベタですが、あの方は文学者でいらっしゃるそうですから、きっと上手に伝えられるんじゃないですかぁ?←ぁは衍字ではありませんよ。

 それに、節電を盾にして自動販売機とパチンコを攻撃するのはどうかなあと思うんです。という話をともだちにしたら「パチンコはなくなっていい」と鼻息を荒くするんですが、ちょっと待ちなさい。わたしだって駅前がパチンコ屋だらけになったわが町を見ると悲しくて息が止まりそうなんです。しかし、それらをどうにかするために節電を理由にすべきなのかどうか。だいいち、節電だからといって駅前のパチンコ屋が閉店してごらんなさい。金町なんぞゴーストタウンです。違う、そうじゃない。その件に関しては、パチンコ屋以外の商売がもっと元気に駅前の一等地に出てこられるような経済状況にしなければいけない。今の状態でパチンコ屋を追い払ったところで次に来るのは大手居酒屋と大手スーパーくらいなものです。郊外店舗だったら廃虚となって放置でしょう。今も泣きたいのにもっと泣きたくなる。

 節電のためにどうにかするという意味では、どこかひとつの業種だけが重荷を背負ってはいけない。すべての業種が少しずつやらなければいけない。過度な営業自粛を強要すれば、次に来るのは大量解雇です。営業しないんだったら従業員いらないんですから。そうならないように、少しずつ全員で背負わなければいけないんです。

 自動販売機だってそうです。あれを各地に設置することで生活してる人たちもいるんですから、いきなり止めてしまえと言われたって無理。そんなことより電力がピークになる時間帯に一時間でも二時間でも冷却(冬なら加熱)に電力を使わない方法を考えればいいんです。魔法瓶のように断熱されてれば冷却|保温が少しのあいだ止まっていても問題ないはずですから。実際そういう自動販売機も存在してるみたいなんですけどね(どのくらい普及しているかわかりませんが、案外すべての自動販売機にこの機能がついてるんだったりして?)
http://www.jvma.or.jp/kankyou/eco.html