ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

買い占め

 地震の直後、浅草から歩いて帰ってくる途中でコンビニに弁当とおにぎりがないのに気づきましたが、ちょうど売り切れる時間帯に帰宅難民が通りがかって買ったんだろうな、というくらいにしか思っていませんでした。

 世の中に買い占めが横行しているのに気づいたのは翌日のこと。スーパーからインスタントラーメンやパンがきれいさっぱり消えているじゃありませんか。店内撮影禁止とは思いましたが、面白すぎるのでiPhoneで一枚写しました。

 必死で食料を買いあさった人には申し訳ないのですが、ここまで大慌てになる理由がサッパリわかりません。地震で東日本が大変なことになったとはいえ西日本は無事なんですから、地震で止まっている高速道路が回復すれば物は入ってくるはずです。

 わたしの予想では月曜にはもとの暮らしに戻るはずだったのですが、結局そんなことが一週間も続いてしまいました。

 常に売り切れなのは、インスタントラーメン。これはカップ・袋の両方です。次にパン。食パンから先になくなり、最後には菓子パンも消えます。なぜか納豆や豆腐もないのですが、もしかすると売り切れるんじゃなく品物が来ないだけかもしれません。

 野菜や肉は、わりといつでもありました。さすがに地震の翌日は野菜も品薄でしたけど、週明けには普通に並んでました。魚がいつもより品数が少なくなっていますが、計画停電の話があるのでスーパーが仕入れなかっただけだと思います。

 普段は誰も買わないミネラルウォーターも売り切れが続きました。お茶のたぐいも品薄です。断水に備えているつもりでしょうが、断水する前に水道水をくんでおけば慌てなくてすむでしょうに、もはや災害プレイを楽しんでいるようにしか見えない。

 いや「災害プレイを楽しむ」というのは批判ではありません。こういう時に悲観したりパニックになったりするくらいなら、笑い飛ばして楽しんだほうがいいはずです。そもそもこんなこと書いてるわたし自身が災害躁(躁鬱の躁)で、大型台風が来ると気分が高まるような性質なんですから。しかし今回は食料に関して言うと、あまりにも普通の人たちがプッツン切れてしまっているので完全に気分が引いてしまいました。

 結局わたしは、野菜を買い、肉を買い、インスタントを一切使わずに、いつも以上に真っ当な生活をする羽目におちいりました。