 大放浪
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ルバング島から小野田さんを救出した鈴木くんの本。日本に満足できなくなって世界中を大放浪して一度は帰国した著者は、やっぱり日本は何かがおかしいと飛び出してしまう。
ルバング島でまだ戦闘を続けていると噂される小野田さんに会えば、日本が失ってしまったものをみつけられるかもしれないと、一路フィリピンへ。そこで小野田さんと出会い、その上官を連れてきて任を解くことで救出する。初版は小野田さん救出の年である1974年に
文藝春秋社から発行された。この本を書いたあと、鈴木君は結婚し、子供を作り、ヒマラヤに雪男を探しに行って雪崩にあって死んでしまう。本書は
朝日文庫から1995年に出直したもので、巻末に奥さんの後書きが掲載されている。
