口避け女・少年探偵団
1983年『二十面相と少年探偵団2』
- 真珠王蜂須賀氏のお屋敷。庭の石に腰掛けてフルートを吹く少女(れいこ)の後ろ姿。
- 古林少年が近づくとフルートを吹くのをやめ、振り返る。顔全体を覆うような大きなマスク。
- 古林少年「れいこさんじゃないな? 誰だ」
- 少女「お前の血がほしくて誘い込んだ吸血鬼よ」
- 少女は古林少年の背後に現れる。マスクがなく、ノッペラボウ。
- 少女ともみ合いになり、次に顔を見るとおちょぼ口から牙がのぞいており、その回りに耳まである唇が描いてある。
- 古林少年がナイフで少女を刺す。
- 倒れた少女は顔から特殊メイクをはずす。れいこではなく二十面相の手先だった。
口避け女をイメージしているものと思われるが、わたしの記憶ではブームは1979年ごろすでにあったので、ちょっと遅れたネタだと思う。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%A3%E8%A3%82%E3%81%91%E5%A5%B3
ウィキペディアに
1990年代に入り、整形手術や医療ミスなどの話題が出るに伴い、再び広まり始め、整形手術に失敗し理性を失った女性が正体であると語られた。
とあるが、整形手術の失敗ネタは、79年の時点で広く流布していた。わたしは当時小学生だったが、整形の失敗だったんですってという話を友達から聞いて「それが本当ならば恐い人ではなくてとてもお気の毒だ」とコメントしたのを鮮明に覚えている。