馬蘭花（まーらんふぁ）

◎宮崎アニメに劣らない中国アニメの新作が公開
2009-06-03 21:12:57 cri
http://japanese.cri.cn/881/2009/06/03/1s141367.htm

　上海美術電影制作所が制作したアニメの大作「馬蘭花」が、6月19日に公開される。このアニメは、中国の伝統的なアニメ作品の特徴を取り入れながら今の美意識を取り入れ、質も欧米や日本、韓国のアニメに劣らないといわれている。

　「马兰花 动画」などで探すとポスター以外の絵も見られますが（そんなことしなくても日本のサイトにも出回っちゃってるんですが）、まるでアメリカ人が描いた中国人みたいで、中国独自の味を感じないですね……まあ、動くとまた雰囲気が変わるのかもしれませんが。ディズニーの「アラジン」なんかも止まってる絵に味はないですから。

　「馬蘭花」の原作は中国の児童劇で、過去に何度もアニメ化されているようです。
http://tupian.hudong.com/a2_86_18_01300000260386124151187362120_jpg.html
ここでポスターなど見られますが、これだけ見てると昔のアニメのほうが出来が良さそうに見えます。でも、動いてるとこ見ると、やけに安いです（簡体字で探すと動画もみつかります。URLひかえるのわすれちゃった）。

「馬蘭花」のあらすじ
　怠け者の娘である蘭には、小蘭という働き者の妹がいます。小蘭は馬郎（馬飼いのことか？）と結婚することになります。姉は妹の幸せをうらやみ「あの子だけうまいことやるのは、髪飾りにしている馬蘭花の力のせいよ」と思いました。その花には不思議な力があると言い伝えられているのです。姉は妹の馬蘭花を奪おうとして、はずみで妹を河に落としてしまいました。仕方なく妹のふりをして馬郎のところへ嫁ぐ姉でしたが……？！
　
◎参考
http://www.hudong.com/wiki/%E9%A9%AC%E5%85%B0%E8%8A%B1%5B%E5%8A%A8%E7%94%BB%E7%89%87%5D
　↑ここにあるあらすじによれば、不労所得なんか得ようとしちゃだめだ、幸せは働いてつかむもの、というのがテーマらしいです。
　
　なまけものの姉はねっからの悪人ではなく、妹殺しを悔いて、不思議な馬蘭花に自分の幸せではなく「どうか妹を生き返らせて」とたのむようです。やがて、姉のもとに妹が生きて戻り（もともと死んでいなかった）、その花はただの飾りで、なんの魔力もないんだということがわかる……というような、民話的なお話です（たぶん）。