手で食べる
箸やスプーンを使わず手で食べることは行儀が悪いのか?
疑問に思った子供たちは、写真家のおじさん(おそらくは著者)に、世界中で写した食事風景を見せてもらう。いろんな国の人たちが、手で食事をしている。手づかみといっても国により、料理により、食べる仕草がすこしづつ違うようだ。
日本と同じように箸を使う韓国では、おかずは箸でとり、ご飯はスプーンで食べる。フォークやナイフを使う欧米では、昔は手づかみでものを食べていた。
手づかみでものを食べることは、行儀が悪いことなのか?
子供たちは実際にやってみることにする。インド料理の先生のところで、カレーの作り方と食べ方をおしえてもらう。同じようにしているつもりでも、先生は指先しか汚れない。子供達は掌までべたべたになる。
素朴な疑問から、世界が見えてくる。写真でつづる絵本。小学生低学年から大人まで。
2009/08/20