ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

国の名前についてのメモ

 小中学校で覚えた世界地図と現状がだいぶ変わっているので、変化について行けないなどとふんぞり返っていても仕方がないのでこの年になって覚え直すことにした。世界地図を見ていると、当時は深く考えなかったことがいちいち気になるので、調べてわかったこと、わからなかったことなどをメモ。


パラグアイ Paraguay
ウルグアイ Uruguay

    • イグアスの滝グアラニー語(ワラニー語)であるらしいが、こちらはイ・グアスでイが大きい、グァスが水とする資料がある。
    • イグアスの滝について、イゴアが横たわる水、あるいは港という意味があり、大きいという意味のアスーをつけて、イゴアスー→イグアスだとの説あり。やはり何を信じていいかわからない。

イラク
イラン

  • これは昔調べてへーと思ったんだけれど、イラク・イランは国名は似てるし隣国同士だけど使ってる言葉が違う。イラクアラビア語で、イランはペルシャ語。共通の文字を使って表記しているけれど、言葉は違うので互いに通じないとか。
  • イラクセム語だかなんだかで「低地」を意味するウルクに由来するそうで、チグリス・ユーフラテス両川に挟まれた低地だから。つまりイラクメソポタミアの国なのである。
    • シュメール神話にウルクという町が出てくる。ギルガメシュが治めた都市である。聖書に出てくるエレクと同じものらしいのだけど、その町の遺跡はイラク南部にあるそうで、イラクという国名の由来と関係があるかもしれないし、ないかもしれない。
  • イランはアーリア人の国という意味だそうで、別名はペルシア。ファールス州という地名を外国人がそう読んだことに由来しているらしい。中国語の波斯はペルシアの音写。イランは伊朗と書く。日本の漢字表記である義蘭や伊蘭(伊兰)は中国ではほとんど使われていないみたい。
    • 日本の漢字表記と中国語の表記が一致しない例は他にもあって、たとえばアメリカのことを日本では米国と書くけれど、中国語では美国(美國)と書く。どちらも「アメイリカ」の「メイ」のところを音写している。