ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

家からだけど

 昨日(木曜日)は外来診察の日だったのですが、採血して調べたらまたもや白血球が減ってました。骨髄抑制という抗癌剤の副作用です。わたしが使ってるドセタキセル(タキソテール)は、同じタキサン系のタキソールよりも副作用が出にくいんですけど、骨髄抑制だけは強く出やすいんだそうです。わたしの場合は赤血球や血小板はそんなに減らないんだけど、白血球だけは正常値の四分の一くらいに減ってしまいます。

 白血球が減ると免疫力が落ちて、ちょっとした風邪や怪我で大変なことになるかもしれないので、増やす薬を皮下注射しなければなりません。前の抗癌剤の時は「ノイアップ」という薬を使ったのですが、薬液が酸だそうで、皮下にしみこむときにピリピリ痛いんですよ。
「先生、それめちゃくちゃ痛いんですけど、どうにかならないんですかー」
と抗議したら(そのせいかどうかはわからないが)、今回はグランという別の薬に変わりました。検索して調べると、効果はノイアップとほとんど同じで、骨髄の中にストックされてる白血球を血管に出して有効に使えるようにする薬です。ノイアップとは成分が違うらしいです。

 グランなら痛くないかっていうと、これまた薬液がピリピリしみて痛いです。でもノイアップより使う量が少ないので楽です。運よく神経のあまりないところに入るとほとんど痛みもなく終わる場合も。白血球を増やす痛い注射のイヤな人は「ノイアップじゃなくてグランがいいんですけど」と医師に言ってみるのも手か?

 昨日、今日とグランの皮下注射をして、明日はまた採血をします。白血球が増えてなかったら、またグランの注射。増えるまでやるらしいです。素朴な疑問なんだけど、骨髄が血を作るのにも時間かかると思うのよ。注射しても無駄な状態ってのもあるらしいんだけど、それはいつどうやって判断するのかしら。グランって一本打ってもらうだけで3792円もするのに(ノイアップも同じくらいの金額だった)、もし痛い上に高くて効果なかったらすっごくイヤだ。とりあえず、採血で白血球が増えてなかったら「もうイヤだ。効果もないのにお金払いたくない」と言ってみようとは思うんだけど。まあ、たいていは増えちゃうんだろうな。