春一番
春一番は、冬から春に変わる時期に、初めて吹く南からの強い風のことです。言葉の上では大した定義はないし、日本全国同じ日に吹くわけじゃないから、「ああ、この風は春一番だね」と感じれば、それが自分にとっての春一番でいいと思います。
ただ、天気予報で「今日は○○地方に春一番が吹きました」と言う場合には、もうちょっと細かい定義があるはずです。そうじゃないと「今年の春一番は平年に比べて何日遅い」というような統計を取りにくいから。
どんな定義があるのかと思って、まずは「春一番の定義」で検索をかけてみると、あちこちのブログに
という、かなり細かい条件を、気象庁が決めた春一番の定義としてあげています。
そこで、このネタの出所と見られる気象庁のサイトへ行ってみました。風に関する気象用語を説明するページを見ると……
冬から春への移行期に、初めて吹く暖かい南よりの強い風。
気象庁では立春から春分までの間に、広い範囲(地方予報区くらい)で初めて吹く、暖かく(やや)強い南よりの風としている。
こちらには、わりとあいまいな説明しかありませんでした。ふたつの情報には特に矛盾があるわけじゃないんですが、素人のページのほうが詳しいというのは一体どういうことなのかと(笑)
誰が風を見たでしょう
僕もあなたも 見やしない
けれど 木の葉を ふるわせて
風は通り抜けてゆく(ロゼッティ・作 西条八十・訳)
わたしが別のところでやってるブログですが
野草の写真と名前の由来を少し
http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=365