羽田健太郎のコンサートを見に行った
昼間はプチ庭園巡りで、夕方からは青戸のシンフォニーヒルズで羽田健太郎のゆかいなベートーヴェンというというコンサートを見ました。ハネケンがベートーヴェンのコスプレをして出てきて親父ギャグ炸裂トークでクラシックを紹介する初心者向けの演目です。うヴァイオリン 2、ヴィオラ 1、チェロ 1、コントラバス 1、フルート1、クラリネット 1、ファゴット 1、ホルン 2 という10人の楽隊+ピアノ&指揮のハネケンという小編成で、全員がベートーヴェンの時代のコスプレをしてました。
曲自体よりMCのほうが長いくらいのコンサートです。2時間15分の予定だったみたいだけど3時間近くやってました。はげしく子供向きかっていうと、ギャグは大人向けだし、大人も子供も楽しめるファミリー系コンサートでした。この日のハネケンはテレビで見るより丸かったです。「題名のない音楽会」に出てる時は、まわりにオーケストラの団員が大勢いて、会場もものすごく広いんです。今回は会場がそれほど広くなかったのでハネケンの大きさが際だって見えるのでした。
ついでだからへたくそなイラストでも書いてみたり。服の色とか適当だけどこんなんだったよ。
<演目>(全部ベートーヴェン作品)
◎ピアノ協奏曲第5番「皇帝」より 第一楽章
「この曲は高音から低音まで自在に音が動く"高低"差のある曲だから皇帝。(ヴィオラのほうをむいて)"肯定"も否定もしない?」と最初からダジャレ炸裂。
◎ヴァイオリン・ソナタ「春」より 第一楽章
◎ピアノ・ソナタ第14番「月光」 全曲
この曲だけハネケンのピアノソロでしたが、この曲で寝たって人は多いはず。「月光」で観客を寝かす人ってかなりの腕前だと思う。子供なんかシビアなもんで、それまでおとなしかったのに椅子から立ったり座ったり忙しくなってました。ハネケン、歳食った? それとも緊張感たりない? わたくし的には世界三大かっこいいデブのひとりにハネケンが入ってまして、あのタラコのような指が鍵盤上を華麗に舞うのがたまらんのですが、今日のはちょっといけませんねーという感じ。
◎交響曲第5番「運命」より 第一楽章
(休憩)
◎ハネケンと連弾しよう「トルコ行進曲」
コンサートがはじまる前に、ハネケンと連弾したい人は申込用紙を書いて提出してたみたいなんですが、その中からふたり選ばれて舞台にあがってました。抽選会も舞台でやって、当選するたびに福引きの時のハンドベルをガランガラン鳴らしてました。
選ばれたのは小学五年生の男の子と、45歳のピアノの先生(女性)でした。男の子は「ピアノの練習は楽しい?」と聞かれて「あんまり楽しくない」と言ってました。
◎ハネケンのおもしろ楽器辞典
今日の出し物に使われた楽器を紹介するコーナー。親父ギャグ炸裂。楽器の話してる時より関係ない話のほうが長いくらい。
◎七重奏曲よりメヌエット
◎交響曲第6番「田園」より 第一楽章
◎交響曲第9番「合唱付き」より 「歓喜の歌」
合唱団はいないので、プログラムについてる日本語の歌詞(晴れたる青空、流れる雲よ…っていうアレ)を見ながら観客が歌いました。
◎アンコール曲・交響曲第5番「運命」より 第四楽章