ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

じゃあ悪者なのはTなのか

 なにもかもTが同意したのが原因ならば、わたしの苦しみをはらすためにはTを告訴するしかないのかと……っていうのは前にも書いたかもしれない。わたしはどちらかといえば最初に恨んだのは警察ではなくてTだったので、Tを訴えたいと近所の交番に行ったらそこでもまた酷い目にあったという話を昔書いたはず。

 交番はなんの役にもたたないことがよく分かったので、今度は110番通報をして「わたしは同居人の間違った通報で警察にひきずっていかれました。同居人を訴えたいのですが」と説明すると、オペレーターの人は「わかりました。すぐに警官を現場に行かせます」と、こちらの住所と名前を聞いて警官を呼んでくれました。

 わたしたちは家の前で誰が来るんだろうと待っていたところ、パトカーじゃなくて近所の交番のおまわりさんが自転車で急行。「痴話げんかということなので無線で連絡がありましたよ」という説明をしてました。どうも110番通報で「同居人とのトラブル」と言うと、無条件で痴話げんか扱いになるらしいです。

 わたしは「痴話げんかではありません。これこれこういう話なので、あなたたちでは役にたちません」と言ったところ、出た、また出た、生活安全課。そこに電話で確認してパトカーを呼んでくれました。パトカーはサイレンも鳴らさずにあっという間に到着。なんだ、サイレンならさなくても速いじゃん。

 警察署へ行くと、川崎係長(慌て気味で無礼千万なやつ)と豊島課長はいなくて、前に「三郷の病院を紹介するからお散歩気分で言ってみれば」とかいってわたしに爆笑された人でした。だって三郷のどこへ行くにしても水元公園を迂回しなきゃいけないから、どんなに近くたってお散歩気分(徒歩)ではいけませんよーって感じなんですけど。

 まあ、お散歩るんるんはこっちおいとくとして、そのときの人がでてきて、今日はなんなのっていうから「これこれこうで、昨日の警官はこの人(T)が悪いのだと言ったので、Tを訴えにきました」と説明したら、その人うーんってうなってしまう。

 「あの、調書すらとってくれないのですか」とわたしが聞いたら、やっとメモを持ってきて話を聞いてくれました。ただ、この時の話は川崎係長なんかとするのとはぜんぜん違っていて、きちんとメモをとりながら、話しにくいところは質問もされて、いわゆる「事情を聞く」というきちんとした態度でした。なんだこの人まともなんだ。

 訴えに来たとはいうけれど、本当に訴えたいわけじゃなくて話があるんでしょうっていうので、昨日まだ反論の途中だったのに席をたたれてしまったこととか、川崎係長が「もう来るな」と言った話なんかもしました。それも全部「ああ、ありそうな話だねえ」と聞いて要点のメモをしてくれました。

 ただ、残念ながらその人は平の警官さんだそうで「この話は自分の上司に話して、再度話し合いの場を作ってもらうことになります……って、ぼくの上司は川崎係長なんだけどね」

 というので、わたしは係長のまねをして

「あああ、それならこないだ連絡するってきいたよ、うんうん」

とか言ったら、あんまり似てたらしくて、警官さんも「お見事です」と褒めてくれました。こんなことで褒められたくねー。