ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

いっそ生活保護とかもらえないものなのかと

 そんなこんなで病院はあっさりスルー。次は葛飾区の福祉事務所に行ってみようと思います。Tは働いてますけど、わたしこの状況でパートすらできそうもないので、今住んでる仮住まいの家賃五万円で、水元の家にはローンがいっぱい残ってるから、建築会社に下取りしてもらうまでローンも払い続けなきゃならないんです。ってことで、だいたい十六万円くらい確実に出費があって、さらに引っ越しの準備やなんかで出費がかさんで、正式に引っ越すとなると運送屋さんに二十万円くらい払わないといけないらしいのね。

 おまけに、わたしの医療費が毎月一万円近くかかっちゃってるから、これは通称「三十二条」と呼ばれている法律を適用して控除してもらう予定なんだけど、申請してから許可されるまでに三ヶ月はかかるらしくて、かならず許可がおりるかっていうと、おりないばあいもあるらしいんですー。

 もうこうなると通常の生活さえあやうくなってくるので、せめて仮住まいの家賃を毎月五万円ずつ、新しい家が出来るまで補助してもらうとか、引っ越し費用をいくらか補助してもらうとか、どうにかなりませんかねーって話をしにいったんです。

 ただ、Tにはそれなりに所得があるし、家を建てられるくらいだから単純に生活保護を受けるというのはありえないと思うんです。もしわたしが家から追い出されて行くところがないとかだったら、女性センターで何か救済措置をとってくれると思うんだけど、今のところそういうのでもないし。

 話を聞いてくれたのは、女性の、お名前はど忘れしちゃいましたが、話を聞くのがとても上手で、説明しにくい部分は的確に質問して答えを引き出してくれるし、これだ、これがわたしたちが求めていた公共機関のサービスなのだー(T-T)って感じ。福祉事務所って恐いお役人が働いてると思いこんでたから、親身になって話を聞いてくれるだけでむせび泣いちゃう感じ。もう、補助とかなんとか、もうどうでもいいですー、警察でも人権相談会でも医者でも、こんなに親切に話を聞いてくれた人なんか葛飾にはいませんでしたー。うわーん。

 で、最終的にどうなったかというと、生活保護はさすがに受けられないのですが、社会福祉協議会というところへ行くと、低所得者にかぎって低金利でお金を借りられるらしいんです。もちろん用途には制限があって、お金ないのに引っ越ししなきゃならないとか、お金ないのに結婚式をあげなきゃいけないとか、そういうときに低い金利で借金させてくれるんだそうです。

 タダでもらえるものじゃないので返却しなきゃいけないんでしょうけど、同じ金額をカードで借りて金利で雪だるまになるくらいなら、低金利で借りて少しずつお返ししたほうがずっといいはずです。

「わっ、こんなサービスがあるんですね。こういうのあればいいなって話してたところなんですよ!」

 わたしがそう言ったら、相談員さんにこっと笑って

「お役所に来てみてよかったでしょ」

って一言。はなからムダだと思ってどこにも相談しないで苦しんでる人多いのかな。わたしもここに来るまでは、福祉事務所なんて鬼のようなケースワーカーさんの巣窟だと思ってたもの(汗)

 公共のサービスはわたしたちの税金で成り立ってるものだし、仮に無職で所得税を払っていないとしても、消費税は確実に払ってるんだから、困った時は堂々と助けてもらうべきだと思うのね。結果がどうなるかは別として、相談にだけは行く方がいい……はずなんだけどね。公共機関であるはずの警察にさんざんひどい目にあわされて来たわたしとしては、相談に来られない人の気持ちがすごくわかったりして複雑な気持ち。

 そんなこんなで
「じゃあ、また……何かあったら困るわね」
「困るけど、また何かあったらよろしくお願いしますー」
なんて挨拶を交わして福祉事務所を出ました。

 あとでよく見たら、社会福祉協議会の融資の条件に、Tはギリギリでパスしない感じらしいんです。月給だけなら低所得なんだけど、まかりまちがうとこの不景気にボーナスが出ちゃうらしくて、そうなると平均所得でひっかかりそうな悪寒。とりあえず相談には行ってみる予定だけど、たぶん融資はしてもらえないだろうな、うーうーうー…