酢牛?
道行くお姉さんに材料と道具を与えて「○○を作ってください」と頼む番組がありましたね。サバのみそ煮とか、トンカツとか、基本的なものばっかりなのに正しく作れる人は少ないです。これを見て最近のお姉さんたちは料理もできないと結論するのは早計ですよ。心の準備もなんにもなく道ばたで料理しなさいって言われたら舞い上がってしまうはず。毎日食べるものでも自分で作ってみたことがなければ詳しい作り方なんてわかりませんから。標準的な作り方ができなくたって恥ずかしいことじゃありません。まー、サバのみそ煮って言われてアジに手を出すのは中学生くらいで卒業してほしいけど。
ある時、そのお題として酢豚が出たことがあります。酢豚だから豚で作るのが正しいです。あるお姉さんは「酢豚ね。うちでよく作ります!」って、てきぱきと料理を始めました。お肉は揚げてから使ってたし、野菜も油通しして、味付けも完璧。でも豚肉じゃなくて「鶏肉」使ってるの。
スタッフ「それ、酢豚?」
お姉さん「はい!」
これ見てスタジオ騒然、テレビの前でもきっと大爆笑だったに違いありません。でも鶏肉の酢豚、やってみればわかりますが美味しいんですよ、とっても。きっとお姉さんの家では昔から「鶏肉の酢豚」を作ってるんですよね。
豚肉の甘酸っぱい炒め物が酢豚なら、鶏を使えば酢鶏でしょうか。酢鶏じゃごろも悪いし別の料理みたいです。鶏肉の酢豚風で、料理法としてはあくまで酢豚です。
それはともかく夕べの料理は牛の酢豚でした。牛肉が安かったんです。他に、玉ねぎ、オクラ、トマト、サツマイモを使いました。トマト以外の野菜は油通しして、牛肉は小麦粉をはたいて揚げました。正しくは中華ごろもにしなくてはなりません。片栗粉と卵白と水をまぜたものです。でもいいんです。美味しければ。片栗粉切らしてるし。あとは材料をさっと炒めて甘酸っぱく味付けすればできあがり。揚げた肉と野菜を甘酸っぱく炒め合わせればなんでも酢豚風なんです。
それで、写真なのですが、悩ましい問題です。いろいろやってるうちに何がどう良くて悪いのかわからなくなってきます。なんだって写真の特訓に食べ物を選んでしまったのかしら。そりゃ食べ物を上手にとれたら他のものもたいてい行けちゃいそうな気はしますけど。これはあまりにもきびしい苦行です。
絞り優先、F-Stopならびにレンズ最小F値は3.2、ISO感度(スピードレートと同義?)50、レンズ焦点距離10.9mm、ストロボなし、分割測光。手前にピントがあってます。
上の写真と設定はほぼ同じです。色目が少し違うので、ひょっとしたら露光補正を+0,3くらいにしているかも(こういう設定はファイルに記録されないみたい)。ピントが少し後ろに合ってます。
こういう場合、ぱっと見てどっちがいいんでしょうね。個人的には手前に合ってるやつがいいような気がするんだけど(どっちもダメという意見は役に立たないので却下。具体的にこう悪いのでこう撮れば最高という話なら聞かないこともないです)。
それから、これも設定はほぼ同じでピントの位置も2枚目と同じ感じで背景を入れてみたもの。背景が入るとピントの位置はこれでいいような気がしてきます。というか、これが一番できがいいような気がしてきました。緑のチェックがウザイのは実験用につき無視してください。
構図的にはこんなのも悪くないんじゃないかと。料理全体にピントがあってて皿の角が何かを主張しているようないないような。ただちょっとコントラストがキモチワルイかも。絞り優先、F-Stopは4.0でレンズ最小F値は2.8、ISO感度は400、レンズ焦点距離6.5mm、ストロボなし、分割測光。縮小しちゃうとわかんないけど生のやつを等倍で見るとノイズがものすごいです。
ノイズといえば、デジカメに「ノイズリダクション」という機能があるのでオンにしてみましたが、結果なんら変化はありませんでした。なんのためについてるんだろ。そしてISO感度はなんのために上げればいいのか、やっぱりよくわからない。
最初の2枚は、たぶんスーパーマクロというモードを使ったような気がします。かなーり近いところにピントが合いやすいモードです。3枚目と4枚目はただのマクロ、もしくはマクロなし(たぶん)。ピントの合わせ方は、偶然に毛が生えたようなレベルです。液晶画面で見てるかぎりではうまくとれてるような気がしても、取り込んでパソコンのモニターで見るとダメだったりすることもしばしば。結局は数撃ちゃ当たる方式です。
あーあ、だめだ、文章長すぎ。こういうのは必要で探してる時に発見すると役にたつけど日記として毎日見てるものに載ってても軽くスルーですわ。でも自分用に。書くと頭のなかが整理されるので。