今年もピコレットの季節が…
きれいなのに、かわいいのに、トイレの芳香剤の香りがすると嫌う人が多い花キンモクセイ。わたくしも同じ理由で好きではなかったのです。毎年のように「ピコレットの花が咲いたよ」なんてことを言ってました。
でも、今年はなんだか違うんです。花を見て、香りをかいでも、なぜか発想がトイレの芳香剤に直結しませんでした。
「あれ、トイレの芳香剤…には似てない。毎年ピコレットだと思ってたのに、ぜんぜん似てない!わたくしはついにキンモクセイを克服したのだわ、うぉぉぉ」
なんてことを言いながら感涙にむせんだりはしませんでしたが、どういうわけか今年は大丈夫だったんです。珍獣様のミラクル脳の中で固く紐付いていたトイレとキンモクセイは、いつの間にか結びつきを失い独立していたのでした。
そういえばトイレの芳香剤はレモンやラベンダーみたいなものが多くて、キンモクセイの香りなんて近頃はあんまりなさそうです(そもそもトイレに芳香剤なんて置かないので最近の事情にうといのですが)。
なんにせよ、この件に関してはキンモクセイになんの責任もないことです。キンモクセイのトイレからの開放に祝杯を挙げたい気分であります。