ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

麒麟

『論衡』とカイチ

麒麟と似たもので解豸(カイチ)というのがいる。以下は『論衡』カイチについての抜き書き。 鮭鯱(=解豸:カイチ)は一角の羊で体色は青くて四足獣である。またの説では熊に似ていて直不直を知っており、生まれながらに有罪者を見分けることが出来る。皐陶…

『論衡』と麒麟

『論衡』は後漢時代の思想書で、世間の迷信に鋭く切り込んだ痛快な本だが、あくまでその当時のものなので、麒麟など実在するのが前提で語られている。以下は『論衡』麒麟についての抜き書き。 漢の武帝のころ、白い麒麟を捕まえたところ、一本角の先に肉をつ…

『山海経』と麒麟

麒麟のキーワードで飛んでくる人が多いみたいなので、微妙に媚びて麒麟の話など。昔やってた掲示板から引っぱり出して貼ってみよう。 自分のサイトでは『山海経』という二千年ほど前の中国の古典に出てくる奇妙な生き物の研究とかをやっちゃっているわけだが…

 麟(参考『夢溪筆談』)

至和年間(1054-1055)に、交趾(ベトナム)が麟を献上した。牛に似て大きく、全身に鱗があり、首(頭?)に一本の角がある。伝説にいう麟には似ていなかったという。山犀という人もいたが、山犀に鱗はない。麟と認めればベトナムにだまされたことになり、さ…