蝉
ツクツクホウシの鳴き声は「つくつくほうし」あるいは「つくつくぼうし」「ちょこちょこういす」と表現されるが、ある言い伝えでは筑紫生まれの男が故郷を遠く離れて病死して蝉になり、「筑紫恋し」と鳴くようになったとも。
ハルゼミ:馬蝉 熊蝉 クマゼミ:しんねしんね(鳴き声を模したものか?) ニイニイゼミ:麦刈蝉(麦刈りの季節に表れるから) 五色蝉
二千四百年前(と、小泉八雲が言っている)の昔に書かれた蝉賛歌。以下は八雲による英文を日本語に訳したものからのさらに抜き書き。「蝉よ、そなたは幸せな者。そなたは露だけで生き、王者のように高い木の上で鳴くのだから。季節がそなたにもたらすもの、…
一、蝉が頭に持つ文様は書かれた文学をあらわす。 二、蝉は地上にあるものを食べず露だけを飲んで生きる。清潔・清廉・礼節の表れである。 三、蝉は一定の季節に表れる。定説、誠実、真実の表れ。 四、蝉は麦や米の贈り物を受けない(害虫でないということ?…