今年も懐炉の季節がやってきた
これまでのまとめ
2012年:ハンディウォーマーminiがどうやっても発熱しなくなった
2012年も冬間近です。というか今日は立冬ですね。
というわけでハンディウォーマーを今年も使おうと思うわけです。
燃料を入れて点火してみると、とりあえず発熱しました。よかったよかった。
そのまま二回くらい使えたと思います。
三回目に点火してみたら、あらら? どうやっても発熱がはじまりません。火口に蓋をあてても水蒸気がつかず、まるで反応していない様子です。
考えられる原因としては「中綿が劣化してしまった」「火口がダメになってる」のどっちかだと思います。
とりあえず中綿を変えてみることにしました。
この写真は古い中綿をひっぱり出したところです。なるべく粉砕しないで引っ張り出したつもりですが、あまりきれいに出ませんでした。
ハクキンカイロの場合だと、中綿が三つのパーツに別れていて、真ん中のパーツはホッチキスで止めてあるらしいんですが、ハンディウォーマーminiは大ざっぱに詰めてある感じで、どこも止められていませんでした。まあ、綿は燃料を保持できれば問題ないはずなので詰め方はどうでもいいような気がします。
次に、薬局で脱脂綿を買ってきました。
こんなやつです。50gで150〜300円くらいの平綿です。化粧用のカット綿でもいいかもしれないですが(その方が安いし)、今回は平綿を買いました。
で、この平たいやつを、4枚重ねた状態で、ハンディウオーマー本体にあわせて切ってから、図のように3つのパーツに切って順番どおりに詰め込めば完成です。
ちなみに、詰めるのにピンセットがあると作業がやりやすいと思います。
できたところで燃料を入れて、火口(バーナー)をセット。火をつけてみましたが…うーん、ダメでした。まるで反応しません(笑)
次に交換すべきは火口なんですが、懐炉の命とも言える部分なので、そこだけ買うと700円くらいしちゃうんです。けっこう高い。
そこでなんですが、実はわたしは ハクキンカイロ PEACOCK も持ってまして(今年買いました)、ハクキンの火口をはめてみたら、ハンディウォーマーminiにぴったり合うじゃないですか。
ハクキンの火口をはめて点火してみると、おー??
おおお?!?!
これはすごい、すごいすごい。
普通に反応してる!!
懐炉なんだから点火すれば化学反応が始まって発熱するのは当たり前なんですけど、ハンディウォーマーminiはその当たり前のことが難しく、不良品かと思うような状態だったんです。
ハクキンの火口にかえたらごく普通に発熱がはじまりました。温度もハクキンのPEACOCKほどじゃないにせよ、充分に上がっていますし、24時間くらい発熱が続きました。# 追記:この時はベンジンが多めに入っていたので24時間続きましたが、通常は12時間くらいで冷えてきます。マルカイのミニはハクキンPEACOCKの半分のサイズですから、ハクキンと同じくらい発熱すると半分の12時間で燃料を使い切る計算になります。
どうやらハンディウォーマーminiは火口の性能がよろしくないんですね。いちおう使えるので不良品は言い過ぎですが、かなり問題のあるものだと実感しました。
あ、純正でないものを取り付けて使うので、真似して何かあっても自己責任でお願いしますね。