ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

もうひと餌だけ食べさせた

 まだ餌を食べそうなのが何十頭もいるので、あちこち歩き回ってなんとかもう一日分くらい桑を摘んできました。道行く人がコイツは何を摘んでいるんだという顔をしながら通りすぎていきます。養蚕楽しいよ。でもオマエらはやるなよ、わたしが摘む桑がなくなるからな(藁 などと心の中でつぶやきながら頑張ります。

 餌が足りなとそれだけ成長が遅れるので最初に糸をはきはじめた蚕と一週間くらいの差ができてしまいました。農家では脱皮の時に餌やりをやめて、一日や二日程度の成長の差はそろえてしまうそうです。餌やりでそこまでコントロールできるものなのかなあと思っていたけれど、実際こんなに差が出てるところを見るとできるんだと思います。次にやる時は(まだやるのかΣ(゚Д゚;)そのあたりのテクニックを磨きたいものです。

ずり出しの練習その2

 昨日は繭を茹でて柔らかくなったのを、そのまま引っ張って糸にしてみたわけですが、いくつか真綿にして乾かしたのを残したので、乾いた真綿から引いてみました。

▲右奥が真綿、手前が真綿から引いた糸


 真綿と言ったって昨日書いたとおり薄くてダメーな感じのものです。それでも乾いたのを軽くほぐしてから引いてみたら、やわらかい糸になって面白かったです。いちおうやり方を書くと(ひろこ様に習ったんですけどね)、まず座る。右脇に糸を入れる篭をおいとく。左手に真綿を持って、右手で引っ張って、自分の太ももで軽くよりをかけながら、右脇の篭に入れていく、だけです。

 繭一個分の真綿が終わったら、次の真綿を軽くほぐして引っ張って、指をぺろっとなめてから糸と糸を軽くよるとだいたいつながるみたいです。

草木染めの練習

 何か作るなら染めないとね、ということで草木染めなんかもやってみるわけです。桑を探しに行く途中でクサギの実を摘んできました。

 青く熟れた実自体は、確実に染まることが分かっているので後回しにして、赤い萼(がく)の部分を煮出してみました。何色になるのかなと思ったら染液は赤黒いよくわからない色で、染めてみると灰色っぽくなって、銅媒染したらくすんだ緑になりました。



 それと、こんなこともあろうかと、ドラゴンフルーツの中身は食べてしまって、皮だけ冷凍してとっておいたのを煮出してみました。想像の通り赤い染液になりました。こちらは焼き明礬をお湯で溶かしたのを使って媒染したところ、薄いピンク色に染まりました。



 手前がクサギの萼、奥がドラゴンフルーツの皮です。糸は去年だか一昨年だかに引いてみた(これもずり出しで)のを使いました。

 染め方は検索して調べたほうがいいです。わたしは聞きかじったのを試してるだけなので、かなりイイカゲンです。煮出したのに漬けこんで、数時間たってから媒染液に突っ込んで、なんか薄いなあ、と思ったので、面倒くさいので染液と媒染液をまぜまぜして、そこに突っ込んでさらに一晩放置して、洗って、絞って、乾かして←今ここ、みたいな感じです。

 イイカゲンなので時間がたつと色が落ちてしまうかもしれません。特に赤があやしい気がします(笑)