14日はラジオ会館最後の日だった
天気は晴れ。最高気温は……33度? なんだそれ。いくら皇居の近くの涼しいところで計っているからって嘘っぽい。もっとすごく暑かった感じがするけどなー。
ともだちのつきあいで、秋葉原のラジオ会館を見に行きました。駅前に昔からあるビルを建て直すんだそうで、今日がその最後の日だったらしいです。入ってたお店はもう7月に閉店して別のビルにいるって話でした。
ビルに入るのに整理券がいるとかなんとか言われて、移転済みの店舗で 500円以上買い物したらくれるっていうから、仕方なく K-Books で『コクリコ坂から』の原作本を購入。以前読んでつまらないの知ってるから特別欲しくはなかったんだけど、他に買いたいものも見つからなかったので……うっうっ(先日から探してる秋田文庫版の009別巻は探したけどなかった orz)。整理券もらって見に行ったら、あれ、なんか別に人そんなにいないし、ぜんぜん盛り上がってないじゃない。最終日だからもっと見学者でごった返しているかと思ったんですけどねー。
っていうかなんすかここ、なんで入り口にメイドさんいるの? わたしはあんまりラジオ会館には思い入れがないんですが、それでも東京に住むようになった頃(20年くらい前か?)のラジオ会館は部品屋さんとかがたくさん入ってて硬派な感じだったような気がするんですけど。一番最後まで入ってたお店の一覧を見ると、今どきの品揃えになってた感じなのね。ふむふむ。
▲7Fにある「パーソナルコンピュータ発祥の地」の看板。ここにずーっと前に NEC の Bit-inn があったらしいですよ。新しいビルになってもこの看板は貼っておいてほしいですねー。
最終日ってことで、普段公開されていない「幻の 8階」にも入れたんですが、わたしのともだちなんか「昔は 8階で最新オーディオの発表会やってたので何度も入った事がある。屋上庭園みたいなのがあってイベント会場がある。朝から晩までラジオ会館に入り浸っていると、今度展示会があるから来なさいって入場券もらえた」とかアッサリ言ってやがんの。朝から晩までって、こやつめ、どんなオタクさんだよ。
▲これが幻の 8F にある庭園。庭園以外だとホールがあったりして、確かにイベント会場っぽかったです。
この日は屋上も開放されて「ビアガーデン開催中」とか言ってましたけど……うーん、まあこのくらい人がいれば盛り上がってることになるんですかねー。で、整理券の意味は一体(笑)
▲屋上。いちおうビール売ってたけど飲んでる人はあんまりいなかった。
というわけで、盛り上がりに欠けるラジオ会館最後の日でした。ともだちが言うには、思い入れのある人たちは 7月の閉店時にお別れに来てるので今日は来なかったんじゃないのかってな話です。それでも、もしかしたら最後の最後、夜になって見に来た人はいたかもしれないですけど、わたしたちはサッサと見て帰ってしまったのでよくわかりません。
それから、ファミレスで昼食とって、そのまま居座って漫画読み大会。『コクリコ坂から』の原作本は、何がどうつまらないかっていうと、序盤のセリフが説明くさくて鬱陶しい。下宿人とかおばあちゃんとか登場人物が異常に多いのに全員がその他大勢の域を出ていなくて、そのくせ文句ばっかり言っててウザイ。遭難した船乗りのお父さんをずっと待ってるという設定もなんかとってつけたみたいで全然悲しさ伝わってこない。好きになった人が異母兄弟とかいう悲劇っぽいネタも、キャンディ・キャンディとか、フォスティーヌとか、その手のヒット作のお約束だからしょうがなくやってるけどホントはどうでもいいだろ、みたいな扱いだし……練り込みが足りないのにいろいろ盛り込み過ぎててとっちらかってて読むのが苦痛なんですよねえ。なんで宮崎駿はこれをアニメ化したかったのかよくわかんない。ただ、アニメになったものは確実に面白かったので、やっぱりパパ宮崎の企画力・構成力は偉いよなあって思いました。
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