ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

日記(主に蚕の話)

 午前中、買い物に出ようとして、そういえば京都から蚕(かいこ)の種(卵)が来るんだったなと思い出して引き返す。
 11時ごろ宅配便到着。冷蔵宅配だそうで箱がひえひえ。中身は種25個のほか、糞と蚕をよりわけるための網とか消毒用の脱脂綿(アルコールに浸してあってパックされてるやつ)など。消毒は蚕にするんじゃなくて不潔な人間のほうにするのです。お蚕はやんごとない虫様であらせられますからね。
 今回の種には都浅黄と黄白という二種類が入っているそうなんですが、都浅黄は繭が黄色くて、黄白はオスが白、メスが黄色い繭を吐くそうです。しかし、種が混ざっているので、都浅黄の繭と、黄白のメスの繭をどうやって見分けるのか興味津々…いや見分けが付きそうもないな。
 ううむ、どうしてこういうことになっているんだろう。何か秘密があるに違いない。だいたい蚕の品種というのはどうなっているやら。都浅黄同士をかけあわせたら親と違うものができるということは、毎年交配からやってるってことなのかな。その過程で黄白もできるのだろうかなんてことを想像。養蚕のこういうところは昔は法律で規制されてて誰でも手を出せたわけではないから、未だに神秘の領域だなあと思う(特に都浅黄は塩野屋さんオリジナル品種なので今も作り方は秘密っぽい)。
 最近の子供たちが理科の実験で蚕の交配なんかやってるのを見ると、禁じられた魔法をこっそり使おうとしている魔法使いの弟子を見ている気分。うっかりモスラを召喚してしまった場合はぜひわたしに連絡してください!
 毎日のように同じこと言っててすみません。モスラ好きなんです。小美人になりたかったんです、大きくてすみません。


 仕入れた種とは別にうちでやってる蚕も全員が脱皮をすませて終齢幼虫になりましたよ。最後の脱皮を済ませるとすごい勢いで桑を食べ始めます。家の桑だけでやれると思ったけど、京都から来た種もあるからそろそろ他所からとってきて、家の桑は養生させるべきかな。50頭くらいだから桑とりも楽なもんですよ。農家はこれを何万頭も飼うんだからすごい。もちろん桑畑をもっててトラックで取りに行くんだけどもさ。

 あーあ、世の中で養蚕が普通の仕事だったらニートで引きこもりの体質から脱出できそうなのにー。


 それはともかく、蚕の種が来たので買い物に出かけようと思ったら、上野の八百屋ですとかいって果物の行商が来てしまいました。6個3000円のアンデスメロンやオレンジやなんかを持ってて、もう帰るのでばら売りでもいいですよと言っていたけれど、わたしゃ現金の持ち合わせが少なかったのでお断りしました。

 よし、今度こそ出かけるぞ、と思ったら、次は郵便屋さんが「書き留めでーす」って来てしまい、中身は楽天カードの新しいやつだった。今度のからICチップ入りでデビット機能とかあるんだよね……と中身をみると、ICカード対応機のある店では従来と違いサインではなく暗証番号を打つから確認しろって書いてあるのよ。えっ、暗証番号なんか登録したっけ?

 番号の確認はサイトのここでって書いてあるから行ってみると、ICチップ入りを選択したお客様はセキュリティーの関係でネットで番号の確認はできませんって書いてあるじゃないの。番号を変更したいならカードそのものの再発行になるって書いてあるし(チップに登録されてるからだな)。うぇぇ、先に言ってくれたら新しいカードのなる前に番号の確認をしておいたのになあ。仕方ないので郵送で送ってもらうことにする。確認の郵便を送ってもらうこと自体はボタンひとつで申請なんだけど、めんどくさいじゃん、そういうの。今月あと4日しかないのに本当に来るのかって思うし。

 ってなことやってるうちにすっかり夕方ですよ。いちおう買い物には出てみたんですが雨になりそうな気配。行きは歩いたけど、帰りはやっぱり雨で、仕方ないのでバスに乗りました。バスの本数が少ないところなので次は25分後という微妙な時間設定。ゲーセンに入るには短すぎるし、iPhonetwitterとか見ながら待って帰りましたとさ。

天気

 一日中曇りで夕方から雨がぱらつく。気温は低く夕方からは寒いくらいだった。でも部屋を閉め切ってるとやや蒸す感じがする。