ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

チュパカブラ(特命リサーチ200X 2006年特番)

 1995年3月。カリブ海に浮かぶアメリカ合衆国プエルトリコでヤギや牛などの家畜が、すべての血液を抜かれて殺されるという事件が発生した。その被害総数は3000頭を超えた。現地ではこれらの事件をチュパカブラ(chupacabraヤギをしゃぶるもの)という謎の生物が起こしたと信じられ、人々を恐怖のどん底に陥れた。

# 20年くらい前までは、こういうのは宇宙人の仕業だと言われてた。キャトルミューティレーションとか言ってたね。ただ、その場合は家畜の乳房など、体の一部が切り取られていることが多いみたいだけど。乳房炎という機知の病気の症状に似てるらしい。

 チュパカブラは体長 120cm カンガルーのように直立した体型で、頭は楕円形。赤く光る大きな目をしており、鋭い牙がある。その動きはすばやく、驚異的なジャンプ力を備えている。

# スモールグレイと呼ばれる宇宙人をもっと不気味にしたような姿。やはりキャトルミューティレーションと恐怖の質が同じなのかも。

 番組では事件現場でチュパカブラのものと思われる獣の体毛を採取分析したところ、狼にきわめて近いものだという鑑定結果が出た。しかし、プエルトリコに狼は生息していない(犬の毛と見分けがつくのだろうか?)。



ラゴー氏が撃ち殺した獣(イラスト)
 2005年8月。アメリカ・テキサス州チュパカブラを捕まえたという老人が現れた。レジー・ラゴー(Reggie Lagow)は、自分の農場でニワトリなどが殺害される事件が多発したので罠をしかけたところ、罠には謎の生物がかかっており既に死んでいたという。体長 120cm 体重 9kg 耳が長く、目が大きく、尾が長く、後ろ足が長い。一見するとカンガルーに似た体型。色は白っぽい。ラゴー氏はその生物をテキサス州・公園野生動物管理局に運んだと証言した。しかし、管理局にはそのような動物が搬入された記録がない。

 実は、ラゴー氏が謎の生物を罠で捕まえたのではなく、家畜を襲っているところをみつけて罠ではなく猟銃で撃ったというのである。その獣が、撃ち殺していいものかどうか判断がつかなかったため、罠で捕まえたが既に死んでいたと偽った。テキサス州では銃で射殺していい動物が法律で決められているのである。生物の死体は写真をとったあとに放置しておいたところ、ゴミ収集車が勝手に持っていってしまったという。

 日本動物科学研究所の今泉忠明氏によれば、射殺された動物の写真を見て「コヨーテに似ているが、コヨーテにしては尾が長く、正体はまったくわからない」と言っている。


# 上に掲載したのは番組で公開した写真をもとにワタクシが描いたイラストです。コヨーテのようなイヌ科生物にしては尾が長いです。足の形は草にかくれてよく見えなかった。目はつぶっていたけど、切れ長の大きな目なんじゃないかと思いました。ブチはありません。全身が白っぽかった。