ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

黄色い光の玉が…

 盲腸で入院していた時。
 私のベッドは窓際にありました。その部屋はカーテンじゃなくブラインドが付いていたと思うのですが、夜になっても閉めようとする人がいないのでいつも開いていました。
 消灯後に、いつものようにベッドから外を見ていると、となりの建物の屋上に黄色い光の玉が見えました。
 あれ、あんなところに街灯なんかあったかな?
 ナトリウム灯っていうのがありますよね。トンネルや橋につける黄色い明かりです。ちょうどああいう感じの黄色い光でした。
 しばらく見ていると、その明かりはゆっくり動いていました。
 あれ、街灯じゃないの?
 でも懐中電灯にしては明るすぎる。
 それに人がもっているにしては動きに無駄がありません。建物の屋上と平行に、すーっと横へ動いてゆくのです。しかもゆっくりと。見ている人が立ち止まっていなければ気づかないような速度で動いています。
 やがてその光は、屋上にあるエレベーターホールかなにかのかげに隠れて見えなくなってしまいました。
 私が見たのはそれだけです。人魂でしょうか。それともUFOだったのでしょうか。案外、種をあかすと「なーんだ、そんなこと!」と思うようなツマラナイことかもしれないけれど、とても不思議な体験でした。


 それ以外にも不思議な光を見ることがあります。団地に住んでいたとき、屋上で星を見ていて、何気なく別の方向に目をむけたら、野球のボールくらいの大きさの火がピューッと落ちてきて、地面に落ちるまえに消えてしまいました。夜だし、一瞬のことだったので距離感がありませんが、光の玉ではなく、炎が出ているのが見えましたから、そんなに遠くではなかったと思います。もしかしたら、どこかであげた花火のかけらが燃え尽きずに落ちてきた可能性もありますが、それならそういう音がしても良さそうです。そんな気配はなさそうでした。


 他に、何気なく窓から外を見た瞬間に、光の玉が空を横切っていくのを見たことがあります。これが夜で、晴れているなら流れ星と思ったかもしれませんが、それは昼間のことだったし、空はかなり厚い雲に覆われていました。光の玉はあきらかに雲の下を通っていて、距離もそれほど遠くじゃなかった気がする。


 ごく希に流れ星が低いところまで落ちてくることがあるそうですし、そうでなくとも科学的に説明がつく空中発火現象というのは何種類かあるそうです。私が見たものが科学的に説明がつくものなのか、あるいはなんらかの霊現象なのかわかりませんが、いずれにせよ珍しいものを見たことだけは確かなようです。

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