ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

食べられる土(ウルルン滞在記)

  • 中国ウィグルのカザフ族の一部の人が食べている
  • 食べられる土は見た目にも真っ白な白土。取る場所により味が違う。
  • カザフ族の全員が土を食べるわけではない。
  • 白土は水にとかして壁を塗るのに使う。本来食べ物ではないらしい。
  • 白土は女性に受けている。貧血のときなどに食べたくなるという。
  • カザフ族の女性達はこっそり土を食べていたが今は白土サークルがあるらしい。口寂しさをまぎらわすためだけでなく土でミネラルを補給しているのかもしれない。
  • 白土の成分、鉄分・カリウム・カルシウム・亜鉛・鉛。鉛は体に悪いがカザフ族はミルクティーを何杯も飲むので鉛の害を防いでいるらしい。
  • 白土=珪藻土。日本の石川県・秋田県にも良質の土がある(食ってみたいですぅ、誰か送ってくださいませんかぁ?)。
  • カザフ族のバン麺(盤麺?)は日本の素麺の作り方にちょっと似てる。食べ方は全然ちがってるけど。羊の肉・トマトなどの野菜・麺を炒めて食べる。焼きうどんみたい。
  • 白土は遠くまで取りに行かなければならない。土が手に入らない時、女性達は白土を食べたくなると地面にお湯をまいて土の匂いを嗅ぐ(そうまでして白土を食べたいらしい)。
  • 白土ではなく、黄色い土を食べる女性もいるらしい。白土サークルでは不評だったが、黄土の日干し煉瓦を愛好する女性は「白土は味が薄い」と言っていた。
  • 白土はそのまま囓る。なかにはストーブで20分焼いて食べる人もいるが、焼くと匂いに癖が出るらしい。
  • 不純物の多い白土は粉にしてお湯に溶かし、最初に沈む砂を取り除き、つぎに白土が沈むので、上澄みの水を捨てて、残った白土を食べると純度が増して美味しい。