6日はイナゴを取りに行ってカンタンの鳴き声を聞いた
6日の東京は曇り。たまに雨がぱらつく。最高気温は19度。
ウシなんとかさん用にイナゴを取りに行った
前日の夜に雨が降ったのでどうかなあとは思ったけれどイナゴはそこそことれました。トノサマはまだいそうだけど手が届くところにはいませんでした。
伝説:カンタン
江戸川河川敷きの某葦原でカンタンの声を聞きました。カンタンは都会では珍しいようなことを聞いたんですが、調べてみるとそうでもなくて、鳴き声が車やなんかの騒音にまぎれて気づかないだけらしいです。コオロギの一種で半透明のはかなげな姿をしてるはずです(捕まえたことないけど)。
カンタンは、邯鄲という字を当てるらしいんですが、中国の故事にちなんでいるそうです。
邯鄲という町で貧しい暮らしをしている青年が、仙人に不思議な枕をもらって出世して、栄華を極めた末に寿命で死ぬのですが、ハッと気づいてみたら夢オチで「人間の栄枯盛衰なんて一瞬の夢みたいなものなんだな」と悟って故郷の田舎に帰るという、虫とは関係ないお話です。
虫のカンタンが体が透けてていかにもはかなげに見えるので、一瞬の夢のようにはかない→邯鄲ということらしいです。しゃれすぎてていまいちピンと来ない(笑)
伝説:影向の石(ようごうのいし)・星降の松
小岩の善養寺は、影向の松で有名なんですが、その松の根元に影向の石というのがあって、その石にまつわる伝説は寺の説明書に書いてあるというような立て札が立ってます。ところが境内のどこをさがしても説明書らしきものが見当たらないんですよね。
検索してみたら、昔、寺のご本尊様である不動明王の像を盗もうとした者がいて、そいつがその石に足をのっけたら、石が張り付いて離れなくなってご用となりました、という伝説らしいです。へーって感じ。
また、同じ寺に星降之松だか星降松だかいう松の大木があるのですが、こちらは江戸時代の住職がその松に金星が下りてきたのをみつけて、その光を瓶に詰め星精舎利と名づけて寺の宝にした、という伝説があるそうです。今ある星降の松はその時と同じのではなく二代目だとか。
▲影向の石。影向(ようごう)は仏様が仮の姿をとってこの世に現れることだそうです。アバターのことかな…(ネット上で使う自分の似姿のことをアバターといいますが、あれはもともとヒンズー教の神様が人間やら神人やらの姿でこの世に現れることを言います。例:クリシュナはヴィシュヌ神のアヴァターラ Avatāra のひとつ)。