ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

伝説

獅子殺しの八本足獣アスタパードについて(解決編)

上村勝彦・訳『マハーバーラタ』より 八つのシャーナは一シャタマーナにあたる。獅子を殺すシャラバは八足である。神々のうちヴァス神群は八体であると聞く。一切犠牲祭(サルヴァジュニヤ)には祭柱は八角であると規定される。 はいはい、獅子殺しの八足獣…

6日はイナゴを取りに行ってカンタンの鳴き声を聞いた

6日の東京は曇り。たまに雨がぱらつく。最高気温は19度。 ウシなんとかさん用にイナゴを取りに行った 前日の夜に雨が降ったのでどうかなあとは思ったけれどイナゴはそこそことれました。トノサマはまだいそうだけど手が届くところにはいませんでした。 伝説…

青梅プチ旅行

午前中に激しい雨。午後から曇り。東京の最高気温は21度。 急に青梅に行ってきました とある事情で珍味の丸柚餅子(お菓子じゃないやつ)を購入することになって、青梅にある勝仙閣というところへ行ってきました。通販もありましたが、青梅は行ったことがな…

ヒマラヤに住む八本足の怪獣を探してます(解決)

先日から「ヒマラヤに住む怪物で、足が八本あって獅子よりも強く、高く飛び跳ねる」というものを探してます。ネパール語の辞書に載ってて、名前はアスタパード( अष्टपाद aṣṭapād )で、単純に八本足という意味なので蜘蛛やタコもその名前で呼ばれてるみたい…

ヒマラヤの伝説

ヒマラヤの伝説 (山の民話・伝説傑作集)作者: 藤木九三出版社/メーカー: 誠文堂新光社発売日: 1982/10メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る 著者の藤木九三は登山家でジャーナリストです。序文によると、チベット探検家として知られるソエル大…

八百屋お七の振り袖

八百屋お七というのは、火事の時に出会った素敵な彼様にもう一度会いたくて江戸の町に火をつけようとした少女のことです。実在の人物だと言われています。 そのお七が着ていたという振り袖が現存していて、1935年(昭和十年)に岡山で開催された警察博覧会に…

柴又帝釈天の由来(新編武蔵国風土記)

題經寺 法華宗、下總國葛飾郡中山村法華經寺末、經榮山と號す、相傳ふ古は草庵のことくなりしを、寛永六年本山十九世禪那院日忠草創せしよりこの僧を開山とす、萬治三年十月十六日寂せり、其後延寶年中本山の塔頭正善坊、後院と號す、日遼、當寺を兼帯して其…

江戸名所図会より抜き書き・その2

立石 立石村護法山南蔵院といへる真言宗の寺境にあり。地上へ顕れたる所わずかに壱尺ばかりなり。土人相伝へて、石根地中に入る事その際りをしらずといへり、石質弱にしてその色世間に称する鞍馬石に似たり。この石寒気を帯ぶればこゝかしこ欠け損ず。されど…

江戸名所図会から抜き書き

角川書店『新版 江戸名所図会』上・中・下巻より 護国山観福寿寺(ごこくさんかんぷくじゅじ) 東子安村新宿、海道より右の方の山脇にあり。世俗浦島寺と称す。昔は帰国山浦島院といひける由、縁起に見えたり。東寺は淳和帝の勅願にして、檜尾僧都開基たり。…

吾妻(あがつま)という地名の由来

群馬県北部に吾妻郡というところがあります。一説によればヤマトタケル尊が妻のオトタチバナヒメを思って「吾妻はや(あづまはや、あがつまはや)」とつぶやいたことに由来していると言います。信じようと信じまいと! 今回は別の説を紹介します。『神道集』…

太歳(たいさい)あるいは視肉(しにく)

今日のイッテQは森三中が中国でいろんなものを食べていました。虫のたぐいは、まあ普通なのでどうでもよくて、太歳が興味深いですね。あれは日本でもたまに大量発生するオオマリコケムシの仲間でしょう。 オオマリコケムシは水の中に発生するゼリー状の肉塊…

血洗島

埼玉県深谷市の地名。読みは「ちあらいじま」。 むかし、赤城山の山霊である大百足が日光男体山の霊である大蛇とが戦って片腕を潰された時、その傷を洗った場所が血洗島だという。# うっかり赤城山を大蛇って書いてたので修正。 またある説によれば、平安時…

流山という地名の由来

流山に高さ15メートルくらいの丘があり、これが洪水で群馬の赤城山から流れてきたという伝説があるため「流れ山」と呼ばれるようになったそうです*1。また、その丘にある赤城神社は「赤城山」と通称されているそうです。 ◎参考サイト http://ja.wikipedia.or…

韓国の凧:鳶(よん)

紀元前の昔、二つの国が争っていた。A国は「B国に流れ星が落ちたので、B国に未来はない」と噂を流した。B国民がおびえて戦意を失ったので、B国の王様は凧に火をつけた藁をぶら下げて空に上げ「このとおり星が空に帰ったので危険は去った」とふれまわっ…

ボリビアニータ(アメトリン)

ボリビアニータ Bolivianita は、南米ボリビアのアナイ Anahi 鉱山だけでとれる不思議な宝石。アメジスト(紫水晶)とシトリン(黄水晶)が融合してひとつの宝石になっているため、アメトリン Ametrine とも言われる。スペイン語ではアメトリーノAmetrino. h…

箱舟地形の場所を調べてがっかりしたの巻

旧約聖書に出てくるノアの箱舟。神のお告げで大洪水が来ることを知ったノアは、あらゆる動物のオスメスと、自分の家族をのせる船を造って洪水から逃れるというお話。最初にたどり着いた陸地がアララト山だと言われています。 そのアララト山には、箱舟地形と…

地球は止まったことがあるか?

【聖書】【天文学?】 ある雑誌の記事を探しています。 その話を聞いたのは、1990年代の中頃から後半くらいだと思います。 内容は「人工衛星の軌道を計算すると、どこかのタイミングで太陽が止まったか戻ったかしたようなズレが発見され、それが旧約聖書の故…

オンダル伝

高句麗の王様には、美しい娘がいた。名前はピョンガン公主(姫)という。目に入れても痛くないほどかわいがっており、ゆくゆくは良い家柄に嫁がせようと考えていた。しかし、幼い娘があまり泣き虫だったので、「お前のような泣き虫は、馬鹿のオンダルのとこ…

北扶余(プクプヨ:地名)の解夫婁(ヘブル)王の臣下で、阿蘭弗(アランブル)という人の夢に神様が現れ、自分の息子を地上に送るから東方へ行けと告げる。 その話を聞いたヘブル王は、迦葉原(カソップウォン:地名)に首都を移した。北扶余には神の子であ…

天の岩戸(古事記・日本書紀)

アマテラスは太陽の女神で、スサノオはその弟で風雨の神様です。スサノオの非行にうんざりしたアマテラスは怒って洞窟に隠れ、大きな岩戸で入口を閉ざしてしまいました。 太陽の女神が隠れてしまったので、世界は闇に包まれます。神々は相談して、洞窟の前で…

龍踊りのもともとの意味

太陽は、地球のまわりをまわっている。 え、地球が太陽の回りをまわってるんだろうって? どっちを固定するかの問題なんだから、そんなのどっちでもいいんですってば。 太陽は地球のまわりをまわっている。 その太陽をおいかけて、はらぺこの龍も回っている…

会津の唐人凧

福島県会津若松近郊で江戸時代から昭和にかけてあげられた。 喧嘩凧として使われた。尾にカミソリを仕込み、相手の凧にからませ、糸を切った方が勝ちとされる。 長崎から伝わったとされている。 キリシタン大名であった蒲生氏郷(がもううじさと)が会津に持…

水沢うどんのはじまり

http://www.chinjuh.mydns.jp/cgi-bin/diarypro/diary.cgi?no=342 水沢うどんの歴史は古く、今から千年以上前、推古天皇の御世に、高麗(今の韓国・朝鮮)の僧侶で恵観という人が、水沢寺を開いたときに地元の住民に伝えたものだといわれています。うどんの…

機織りと饂飩を桐生にもたらした白滝姫

http://www.pref.gunma.jp/g/03/dentosanpin/ja/trad.html 桐生織物の起こりは古く、7世紀頃。天皇家に仕えていた官女白滝姫(ひめしらたき)が、養蚕と機織を村人に伝えたことが始まりといわれています。 http://www.azuma-udon.com/shirataki.htm 賦役で京の…

月の虹(ハワイの伝説)

◎ムーンボウ(月の虹)↓写真がすばらしい http://www.hawaii.ne.jp/bigisland/moonbow/moonbow.htm 月光でできる虹。暈や光冠ではなく、本当に虹として出るらしい。◎ムーンボウの伝説を紹介しているサイト http://www.hokulani-intl.co.jp/legend22-2.html …

節分と落花生

先日の「所さんの目がテン」は、大豆を煎るとはぜて音がするので節分に使われるようになったと煎っていたました。たしかに音は大事だと思う。番組で紹介していた浅草寺の追儺でも金や太鼓で音を立てて鬼を追い払っていたし、昔の宮中では弓の弦をはじいて魔…

今年の積雪を占う飯山地方の言い伝え

http://mytown.asahi.com/nagano/news.php?k_id=21000000811240006 カマキリがいつもより高いところに卵塊を作ると大雪 神戸(ごうど)の大銀杏の黄葉が色鮮やかで一気に落ちると大雪 「初雪が早いと少雪」 「竹の伸びが大きければ大雪」 「晩秋から初冬に雷…

ヤクのはじまり、水牛のはじまり(ヒマラヤの伝説)

あるところに牛の夫婦がいた。夫婦がいつもなめていた岩塩の塩場がとぼしくなったので、夫がヒマラヤの向こうまで岩塩を探しに行くことになった。妻は自分の毛皮を脱いで夫に着せて送り出したが、心配でたまらず、いつも山の上ばかり見て暮らしていた。 しか…

皇鈴山の伝説・アズマギク・ダイダラボッチ

大掃除で古い本の箱をあけたら、何十年も前に旅先で買った本がでてきました。高山植物の伝説を集めた本です。といっても、かなりこじつけくさいものが多いのですが。 その中に、皇鈴山に伝わるヤマトタケル伝説がありました。オトタチバナヒメを失い、悲しみ…

オヒア・レフア

オヒア・レフアというのは、美しい花をさかせる樹木の名前である。オヒアは木の部分、レフアは花の部分を指す。 オヒアというのは若者の名前である。ある時、火山の女神ペレは、オヒアを見初め、自分の夫になるように求めた。しかしオヒアにはレフアという許…