ネタ袋

不思議なことや、勉強になりそうな事を書きとめておくブログで、かつては日常の記録としても使われていたことがありますが、これからは不思議な話等をごくごくたまーに更新するかもしれません。

2004-12-07から1日間の記事一覧

うれしめでたの若松様は

『ものと人間の文化史・松』によれば、花笠音頭やめでた節などで知られる「うれしめでたの若松様は/枝も栄える葉も茂る」という歌は、正月に松の巨木にしめ縄をはり、御幣をたてて歳神様を招き、村人全員が唱和した歌がもとになっているそうです。やはり若…

門松日本起源説

中国から暦が伝わる前から日本には門松があったのだとする説もあります。もともと日本には、神事のときに笹や榊を門にたてて神様の目印にしていました。これがいつしか松になったのが門松の起源ではないかというのです。 松が使われるようになったきっかけは…

門松中国起源説

『史記』に「松柏を百木の長となし、門閭を守らしむ」とあり、松は中国でも縁起のよい木です。元日に松を取りに行き長寿を願うなど、元旦と松をむすびつける習慣もあるそうです。そのため、日本の門松は中国から伝わったものとする説があります。そもそも日…

太陽を運ぶカラス

できれば鶏で集めたいのですが、中国で太陽というと、どうしてもおさえておきたい鳥類の伝説があります。先に太陽の中にカラスが住んでいるという話をしましたが、その昔、太陽はカラスに持ち運ばれていたこともありました。 太陽はつねに一個しか出てこない…

太陽の中にカラスがいる、鶏もいる

日本では太陽の中に三本足のカラスがいると言われています。日本サッカー協会のシンボルマークになっているのがそれです。名前はヤタガラス(八咫烏)。神武天皇が熊野で道に迷った時、空からヤタガラスが現れて道案内しました。 三本足のカラスのことを中国…

十二支にまつわる昔話

むかし、神様(もしくはお釈迦様)が動物たちに「元旦に集まりなさい。早い者勝ちで仕事をいいつけますよ」といいました。ところが気まぐれな猫は集合時間を忘れてしまいます。鼠に聞きに行くと「正月二日の朝だよ」とウソを教えました。二日の朝に猫が神様…

十二支の動物

十二支にあてはめる動物は、中国と日本とでは同じですが、アジア中みんな同じというわけではないようです。猪のかわりに豚とか、牛のかわりに水牛というのは些細な変化としても、モンゴルでは、虎のかわりに豹を、タイでは猪のかわりに象を加える場合がある…

なぜ酉に鶏があてられたか?

ところで、なぜ酉に鶏があてられたのでしょうか。 これが、まるっきりわからないのですよね。十二支を方位に当てはめると、子が北ですから、酉は真西にあたります。西というのは太陽の沈む方角です。 一方、鶏は夜明けに鳴くので太陽を呼ぶ生き物だと考えら…

十二支についてのあれこれ

酉年というキーワードで来てくれる人が増えてまいりました。はてさて、酉年の何をもとめて来るのやら。ともあれ来る人がいるなら罠をしかけておくもよし。十二支と酉年にまつわる話を少し。 中国と、中国の影響を受けたアジア各国では生活に十二支が生きてい…

聖徳太子の子守歌

寝入れ 寝入れ 小法師 縁の 縁の下に むく犬の候ぞ 梅の木の下には 目きららのさぶらふぞ ねんねん法師に緒をつけて ろろ法師に引かせう ろろ法師に緒をつけて ねんねん法師に引かせう 御乳母は何処ぞ 道々の小川へ 襁褓濯しに(むつきすましに) ねんねんね…

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